ミドルエイジのキャリアチェンジなんて絶対無理!? コーチングができること
こんにちは。me:Riseキャリアコーチの小平です。(コーチ紹介インタビュー)
今から6年前、ロンドンビジネススクールの教授であるリンダ・グラットン氏が書いた「Life Shift」という本をきっかけに、人生100年時代、という言葉が注目されるようになりました。
引退時期をただ単に先延ばすのではなく、想定よりももっと長く働くのであれば、これからの人生はどんな仕事をしたら、自分が満たされ、そして毎日が充実したものになるのか、そんなことを考える時代がやってきたわけです。
私たちはちょうどその過渡期のなかにいて、その変化に直面せざるを得なくなっています。
あがり(引退)まであとちょっとだから、今までやってきたことをとりあえず続けて、会社や社会に貢献していこう、という考え方でOKだったのに、
「本当にそれでよかったんだっけ?」
「この先、思ったよりも長く、あと20年とか働き続けることを考えると、今までやってきたことの延長線で考えて良かったんだっけ?」
という、ちょっと考えるのが面倒な問題に、正にぶち当たっているわけです。
私はそんなことを、40代半ばのタイミングで考え、結果としてキャリアチェンジを選択しました。
まずは私のストーリーからお話したいと思います。
少し私自身の話が長くなりましたが、今はキャリアコーチとして、クライアントのあらゆるキャリアにおけるテーマでセッションをしていますが、一部にはキャリアチェンジを含む、セカンドキャリアに関連したテーマも扱っています。
ちなみにですが、エージェント時代には、キャリアチェンジはリスクと捉えていましたので、キャリアチェンジを後押しすることはしていませんでした。というのも、そもそもエージェントのビジネスモデルは、業務経験者で即戦力の方に、他の企業での機会を提供することで成り立っていますので、キャリアチェンジを希望されてる方への支援は難しいのです。
さらに、エージェントの基本的な考え方としては、転職希望者をよりいい条件に導いたり、ジョブマーケットで競争力を発揮してもらう(つまりマーケットニーズの高い人材になってもらう)ことが良しとされていますから、キャリアを変えることは、転職希望者にとって不利と考えるからです。
そのような自身の経験から、転職をしたい人には頼ったり、相談する先が多々あるのに、難易度「高」のキャリアチェンジをしたい人には頼れる先がない!と気付き、今では、以前とは全く違う立ち位置で、そんなクライアントをコーチとして応援しています。
とは言え、実際、コーチングでどんなことをするの? と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますので、今日は、いくつかのセッション例をご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。
テーマ①:今やっていることは「なにか違う」と分かっているが、とは言え何をしたらいいのか、そもそも自分は何が出来るのかわからない。
そんな時は、まず自身のリソース、そして得意なことを発見することから始めていきます。また、自分の価値観や大切にしていることを認識し、言語化していきます。
それらをベースに、クライアントと一緒に理想の未来を描いていきます。
上記とは反対に、
テーマ②:大枠のありたい姿、目指している方向性は描けているが、具体的にどうそれに近づいていくのかが分からず、なかなか行動に移せない。
そんな時には、例えば、
今年の終わりまでにはどんな状態になっていたい?
その2年後には?
など、もっと手前のサブゴールを設定し、それに向かうための具体的行動を考えてみたりします。また、具体的な目標が描けることで、障害となりうることもはっきりしてきますので、その障害をどう回避するか、といった問題解決型のセッションを行うこともあります。
また、テーマ②と少し似ているのですが、
テーマ③:実はやりたい事、興味があることはあるのに、自信がなくて、なかなか一歩を踏み出せない。
そんな時には、ストッパーになっていることに向き合っていきます。
よくあるのが、「出来っこない」と思っているもう一人の自分が実は存在していて、やりたいと思っている自分と葛藤しているパターンです。また、きっと家族が反対するだろうとか、あたかも問題は自分の外にあって、そのせいで進めない!というようなケースもありますが、実はここを深掘りしてみると、周りを理由に(言い訳に)しているだけで、やっぱり自分の内側で葛藤していたりすることがあります。そういった、自分の中の不安や恐れの正体(もう一人の自分の目的は何か?)を理解することを試みます。
また、私の例のように、誰にも育った環境やかけられてきた言葉から、信念というものが存在しています。時に、その信念がブロックとなっていることもあるので、まずはその存在を認知して、その信念を今後も自分の人生で採用していくべきなのか、検討をすることもあります。
人によって、置かれている環境(年齢、現職の状況、家族構成、ファイナンス状況、居住地など)、思考の仕方、ストッパーになること、リスクの中身は実に様々です。つまりは、どんなところでつまずいたり、困ったりするのかも様々です。
ですので、それぞれのクライアントの状況に応じて、上記のようなテーマに、ひとつひとつ向き合い、まずは出来うる行動を一緒に考えていきます。
いかがでしたでしょうか?
ミドルエイジのキャリアチェンジは、決して簡単ではありません。
現状持っている何かを手放すことだってあります。
さらに実現まで相当の時間がかかるかもしれません。
でも、決して不可能な話ではないので、これからの自分の人生について、まずは向き合ってみるのはいかがでしょうか。
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