『変わる』ための11の作戦|行き詰まりから脱却するためのヒント
こんにちは、me:Riseキャリアコーチの小泉です。(プロフィール)
皆さんは、
「変わりたくても変われない」
「現状を変えたくても、どうにもこうにもうまくいかない」
といった行き詰った状況になったとき、どのようにしていますか?
行き詰っていて、他にはもう打てる手立てがないように感じてしまって
どうしてよいかわからず、ただただ時間ばかり過ぎていくような時が
ありますよね。
今回は、そんな時に私がよく思い出す、アメリカのセラピストであるビル・オハンロン氏の著書、『変化の第一歩』に記載されている、行き詰まりから脱却するヒントをご紹介したいと思います。
この本自体は、心理療法家やセラピストなどの専門家向けの実践ガイドとして、不眠症や過食症を患っている治療を必要とするクライアントへの関わり方や、セラピー後の変化について実例を交えながら書かれているものなのですが、専門家でない人とっても、振り返りなどに活用できる内容も多く、
大変参考になります。
巻末に掲載されている本の要約はこちら▼
行き詰まったままでいるための11の作戦
行き詰ったままでいるための11の作戦
1.誰の声にも耳を傾けてはいけません
2.みんなの声に耳を傾けましょう
3.どんな変化も起こさないように、延々と分析しましょう
4.自分の行動あるいは問題のことで、人を非難しましょう
5.自己非難や自己卑下を定期的に行いましょう
6.うまくいかない同じことを続けましょう
7.その焦点がうまくいかないときは、同じことに焦点をあて続けましょう
8.その思考がうまくいかないときも、同じ思考を続けましょう
9.役に立たない同じ環境に、ずっととどまりましょう
10.役に立たない同じ人々との関係を続けましょう
11.変わることよりも、正しいことを重視しましょう
『変化の第一歩』P.186~193,198~199
逆説的に表現されていて分かりづらいのですが、どうすれば行き詰まりを打破し、変化していけるのかを教えてくれています。読んでみると、「なるほどそうだよな」とは思うけれど、意識しないとやってしまうことばかりだと気づかされます。
***
ここからは「11の作戦」について、ひとつずつ私なりの解釈も交えて説明します。
1.誰の声にも耳を傾けてはいけません
(他の人の意見に耳を傾ける)
行き詰っているときは、なかなか相談しづらかったりするものです。でも、1人で悩んでいるだけでは、視野が狭くなってしまって、考えも堂々巡りになりがちです。そういう時こそ、他の人の意見も聞いたり、WEBや本で情報を収集したりしてみましょう。そこから解決の糸口やヒントを得られる可能性が広がります。
2.みんなの声に耳を傾けましょう
(自分の意見も持つ)
一般的なあるべき姿にとらわれたり、いろんな人からのいろんな意見を聞きすぎたりすると、それらに振り回され、最終的に自分がどうしたいのかを見失ってしまう恐れがあります。どこかに正解を求めるのではなく、自分の気持ちや意思も大事にしましょう。
3. どんな変化も起こさないように、えんえんと分析しましょう(分析はほどほどにして、行動してみる)
悩みの原因の分析もしてもよいですが、そこに時間をかけてばかりいると、解決に時間がかかってしまいます。思い切って小さく試して、変化を起こすことも必要です。行動しないと分からないこともあるからです。
4. 自分の行動あるいは問題のことで、人を非難しましょう(当事者として主体的にできることを考える)
すべて他人のせいにしてしまうのではなく、自分も当事者のひとりとして関わり、できることはないか考えてみましょう。
5. 自己非難や自己卑下を定期的に行いましょう
(どうしたいのか?未来に意識を向ける)
「自分がダメだからうまくいかない」とか、「だから自分はダメなのだ」と非難することは、自信やモチベーションを下げるだけで、解決には役に立ちません。それよりも、「この先どうしたいのか?」「どうすれば現状打破できるのか?」など、未来に意識を向けましょう。
6.うまくいかない同じことを、続けましょう
(これまでと違うことをやってみる)
同じ行動を続けても、同じ結果しか得られません。
うまくいっていないなら、思い切って違うことを試してみましょう。
7.その焦点がうまくいかないときは、同じことに焦点を当て続けましょう(違うところに注意を向けてみる)
うまくいかないときは、敢えて注意を向けているところを変えてみましょう。例えば、過去にフォーカスしていたら未来へ、現在にフォーカスしていたら過去へ視点を変えてみたり、具体的なひとつの物事を見ていたら、俯瞰視点でとらえてみるなど試してみましょう。
8.その思考がうまくいかないときも、同じ思考を続けましょう(違う捉え方、考え方を探してみる)
いつも同じパターンで考えていないかを振り返って、違う考え方はないかを探してみましょう。
9.役に立たたない同じ環境に、ずっととどまりましょう(環境を変えることができないかを考えてみる)
環境を変えるのもひとつの手段です。環境を変える選択ができないかも考えてみましょう。
10.役に立たない同じ人々との関係を続けましょう
(関わる人を変えてみる)
自分に悪影響を与える人と関わり続けなければいけない理由は何でしょう?思い切って関わる人を変えてみるのも一つの手段です。
11.変わることよりも、正しいことを重視しましょう(得たい結果を得る為に優先すべきことは何かを考える)
世間一般的な正しさやあるべき姿に左右されすぎず、自分にとってよりよい方向に向かう選択は何かをしっかり考えましょう。
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いかがでしたでしょうか?
この「11の戦略」は、5年前にコーチングの師匠から聞いたものですが、
改めて出典元の本を読み、整理しなおしてご紹介しました。
ものごとがうまく進まないな、行き詰っているな、というときのご参考までに。
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コーチング&大学でラグビー🏉に打ち込む息子ラブな母です。
最近は英語頑張ってます。見てもらえたら嬉しいです😊
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