なぜあの人はうまくいっているのか？ ～キャリアも人生も好転させる考え方～
こんにちは。
me:Riseキャリアコーチの村松陽子です。（>>コーチ紹介インタビュー）
なぜあの人は仕事や人生がうまくいっているのか？
そう思ったことはありませんか？
私はあります。
そういう人を見てうらやましいと思うことが何度もありました（笑）
転職がうまくいった人
職場で高い評価を受けている人
自分の好きなことを仕事にしている人
毎日いきいきと働いている人
彼ら彼女らは、なぜうまくいっている（ようにみえる）のでしょうか？
それは、能力が高いから？スキルがあるから？努力家だから？
それもあるかもしれません。
でもそれ以上に、「運をつかむ」力が影響しているようです。
ここでいう「運」とは、宝くじであたるように偶然に任せることではなく
仕事でチャンスをつかんで成功するとか、自分の行動や考え方次第で変わる可能性がある「運」です。
では、あなたは自分のキャリアの何割が運で決まるのでしょうか？
この疑問に一つの答えを出したのが、スタンフォード大学の心理学者ジョン・Ｄ・クランボルツ教授です。
彼は莫大な財産や名声を獲得した、いわゆる人生の成功者たちを対象に
アンケートを取り、その成功の秘訣を分析しました。
そして以下の2つの法則を導き出しました。
1.「個人のキャリアの８割は、予想しない偶然によって決まる」
2.「偶然を柔軟に受け止め、計画的にデザインしていくことでキャリアアップできる」
これは心理学の世界では「プランドハップンスタンス (Planned Happenstance)」理論と呼ばれ、
キャリアの８割が予期できない偶然の出来事や人との出会いによって変わっていくのであれば、綿密な計画を立てて偶然に翻弄されるのではなく、また無計画で偶然が起こるのを待つのではなく、自分から積極的にアクションを起こすことを提唱しています。
では、その８割の偶然な出来事を味方につけ 、「運をつかむ」にはどうしたらよいのでしょうか？
運というと、自分でコントロールできないイメージがあります。
たしかにその通りで、全て自分の手のうちにあるものではないですが
心構えや行動を少し変えることで、結果的に運を呼び込む可能性を上げることはできるのではないでしょうか。
その法則を２つ紹介していきましょう。
■「うまくいく人」の考え方・行動
１．よい未来を期待する
赤い車が欲しいと思ったら、その日から赤い車が沢山目につくようになったことはありませんか？
脳には情報を取捨選択するフィルターシステム※があり、重要な情報しか脳に届きません。
私たち人間は、目に入る全ての情報を認識しているわけではなく、興味のある情報しか、目や耳に入ってこないのです。
※Reticular Activating System (RAS)と呼ばれます
なので、「ああなりたいな」「こうなったらいいな」というよい未来を期待する。
すると、それを実現するための情報が脳に沢山入ってきます。
ゴールを達成したときのセルフイメージをどんどん高めていくと、勝手に脳がゴールを達成する方法を見つけてきてくれます。
もし悪いことが起こった時でも、悪い点に目を向けて行動できなくなるのではなく、未来によいことが起こると想像してみる。
するとあなたの脳が自動的にゴール達成のための情報をたくさん集めてきてくれます。
そんなポジティブな姿勢が、あなたの良い未来の実現可能性を高めてくれます。
２．試行回数を増やす
エジソンが電球を発明した際、それまでに1万回失敗したことは有名な話です。
「一万回失敗して大変でしたね」との問いに
「失敗ではない、一万回のうまくいかない方法を見つけただけだ」といったのです。
運の良さの正体は粘り強さとも言えます。
すべての努力が夢をかなえるとは思いませんが
起こした行動は確実に現実を変化させます。
運の良さというのは、単なる偶然ではなく
確率を高めるための行動と努力によって作られるのかもしれません。
いかがでしたか？
※キャリアコーチングでは、よい未来を想像すること、行動することに力点を置いて対話し、理想の未来の実現を高めるお手伝いをしています。
■まとめ
パナソニックの創業者である松下幸之助さんが採用面接の際、「あなたは運がいいですか？」と必ず聞き、運がいいと答えた方を採用したといいます。
どんなに学歴や面接結果がよい人でも、自分を運が悪いと答えた人は採用しませんでした。
名経営者も、運について重要視していたことがわかります。
運が良いと思っている人も、きっとそれまでの人生の中で、つらい思いや大変な出来事があったのだと思います。
でも、そんな時でもきっと、
物事のプラス面に目を向け、主体的により良い未来を想像し、それに向かって行動していった
のではないでしょうか。
そしてそのような考え方・行動をとる人が、いろいろなことが起こってもあきらめずに前向きに行動し続けることで、結果的に「うまくいっている」のではないでしょうか。
あなたも、「うまくいく」考え方と行動を実践してみませんか？
もしかして、キャリアも人生ももっとうまくかもしれません。
【参考文献】
「運のいい人の法則」リチャード・ワイズマン博士
「隠れた能力をどこまでも引き出す 苫米地式コーチング」 苫米地英人
「運は操れる 望み通りの人生を実現する最強の法則」ⅮaiGo
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