自分の「選択」の思考パターンに合った仕事とは?
こんにちは。me:Riseキャリアコーチの高橋です。(プロフィール)
新型コロナウイルスの終息がまだまだ見えない中、皆さんどのような自粛生活を送られていますか。
医療従事者の皆さんは精神的にもギリギリのなか、今も使命感を持って医療現場を支えて頂いていることに改めて感謝したいと思います。
今経済がストップし、厳しい状況の事業者さんも多いと思います。収入が激減し、今の仕事を続けていて良いのか。または、今まで忙しく仕事に追われていた時間が止まり、今までの忙しない働き方が自分の求めていた働き方だったのか。など、自分の仕事の仕方やあり方を省みる機会になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、スポーツの現場にいく機会が激減しました。早く終息を願いしかありませんが、その中で「今、何やれることは何か、何ができるか」ということにフォーカスし、今までなかなか取り組めていなかったことを整えるチャンスと捉えて、日々過ごしています。
コロナ終息後は、社会が大きく変わっていくと言われています。そんな中、新しい仕事のあり方を求めて転職を考えている人もいるかもしれません。
そんな方々の少しでもヒントになればと思い、今回は「仕事を選ぶ理由に、2つのタイプの人がいる」という、言葉と行動分析の世界的権威であるシェリー・ローズ・シャーベイ氏が提唱したプロファイル論を紹介したいと思います。
物事を選択する理由は「オプション型」と「プロセス型」の2タイプに分類される
ひとつは「オプション型」と呼ばれるタイプの人です。
「オプション型」の人の特徴は、
・今までと違ったやり方で何かをする機会や可能性があるとやる気がでる
・常により良いやり方があると考え、模索している
・新しい手順を考え出すのは得意
・提示された方法に従うことや、一つのことに専念することは苦手な場合がある
・「なぜ」その仕事が必要かという視点で捉えている
・様々な選択肢、可能性、機会を大切にする
と言われています。
もう一つは「プロセス型」と呼ばれるタイプの人です。
「プロセス型」の人の特徴は、
・既存の確立された手順に従うことを好む
・物事には正しいやり方があると信じている
・正しいやり方を提示されることでやる気が出る
・一度手順を知ったら、何度でもそれを繰り返し取り組むことができる
・手順や方法が示されないと戸惑いや不安を覚え、立ち止まってしまう
・一度取り組み始めたことは最後までやり切ることが重要だと考えている
・それをする「理由」よりも「どのようにするか」に興味を持っている
と言われています。
割合としては、「オプション型」の選手は40%、「プロセス型」の選手は40%、両方持ち合わせている人が20%ほどを言われているようです。
私自身は、この2つのタイプで言うと「オプション型」の特徴が強いと思っています。コロナウイルスによる在宅自粛で時間があったので、抹茶プリンを作りました。「プロセス型」の人なら手順通りにきっちり作るのでしょうが、私は抹茶の味を濃くしたいと思って適量の倍入れてみたり、甘さを控えめにしたいから砂糖を半分にしてみたり……。何かアレンジを加えたいと思ってしまいます。
初めて作るのにレシピ通りに作らなかったため、まんまと失敗してしまいました。ですが、めげずに次はどうしたらより良くなるかと、レシピは参考にしながらも試行錯誤して、徐々に美味しくなっていくことに満足感を得ようとしていました。
皆さんはどちらの特徴が当てはまりましたか?
自分の適性にあった仕事を探してみる
自分の特徴が少し見えた時、どのような業務が自分には合っているのか、合っていないのか少し考えてみてください。
例えば、こんな例があります。
飛行機のパイロットや電車の運転士は、「プロセス型」の人の方が、適性があります。決まったルールに従い、手順通りに進めないと大事故につながりかねません。
看護師さんの例では、「人を助けたい」「看護師の資格は世界で通用する」と大きな志と可能性を夢見て目指す人が多くいるそうです。どちらのタイプかというと「オプション型」になります。しかし、病院での業務は、手順通りに進めないと命に関わる事故につながりかねないので「プロセス型」の要素を持ち合わせていないといけません。そこにストレスを多く感じている人が多くいると言われています。
研究職、新規開発、企画などの業務は言うまでもなく「オプション型」の人の方が向いています。
採用人事戦略にも活かせる
この考えは、適切な人材を募集するときにも活かせるようです。
「オプション型」の人は、「あなただけに特別なチャンスを与える」「絶好の機会」「様々な選択肢がある」「可能性が無限大に広がる」などの言葉に影響を受けやすいようです。
逆に「プロセス型」の人は、「確実にキャリアアップできる」「仕事をする上でのノウハウが整っている」「成功までの手順をお伝えします」などの言葉に影響を受けやすいようです。
こういった特徴をうまく捉え、広告を出している企業もあるようです。
転職したい仕事にはどんな特徴があるか、または社内人事の際に希望する部署が自分の特徴に適したものかどうか、どんな仲間と一緒に事業を始めるのか……。もしかしたら判断材料の一つになるかもしれません。
参考にしてみてください。
<参照文献>
書籍『「影響言語」で人を動かす』 Shelle Rose Charvet (著),
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