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自分のキャリアを歩むとは?

こんにちは、いなっくまです。
本日は、「自分のキャリアを歩むとは?」というトピックについて考えをまとめてみたいと思います。

突然ですが、皆さんはキャリアプランを持っていますでしょうか?

日本生産性本部の「第7回働く人の意識調査(2021年10月)」によると、キャリアプランを描いている人は全体の31.8%のようです。年代別では40代が最も低く28.0%、30代が最も高く36.6%となっています。これを聞いてどのように感じるでしょうか?私は「思ったよりもキャリアプランを描いている人は少ないんだな・・」というのが率直な感想でした。もちろん、以前のブログでも触れましたが、不安定な現代においてキャリプランを描くのは簡単なことではないとは思います。ただ、実際に40代の2/3以上がキャリアプランを持っていない現実を数字で見ると、色々と考えさせられてしまったのが正直なところです。

そして、同調査では「仕事能力向上に誰が最も責任をもつべきか?」という質問もありました。A.学校・大学等の教育機関、B.勤め先、C.働く人自身、D.政府(国)、E.能力を高める必要はない。皆さんであればどの選択肢を選ぶでしょうか?調査結果は以下の通りでした。

A.学校・大学等の教育機関 2.4%
B.勤め先 22.3%
C.働く人自身 48.1%
D.政府(国) 4.4%
E.能力を高める必要はない 22.7%

いかがでしょうか。この結果から、皆さんはどのような感想を持つでしょうか?私は「2割以上の人が能力向上の責任を勤め先に求めていること」「同じく2割以上が能力向上の必要はない」と答えていることに衝撃を受けてしまいました。アンケートから詳細の背景はわからないので推測にはなってしまいますが、私には「自分のキャリアの主導権を他人に預けてしまっている」ように見えてしまったのが包み隠さない本音です。もちろん、キャリアに関する価値観は様々で良いとは思うのですが・・。

私がそう感じた背景には、以前知った「自分株式会社」という考え方がベースにあるのだと思います。自分自身を1つの株式会社に見立てて、日々のビジネス活動を置き換えてみる考え方が自分株式会社という考え方です。ちょっと具体的にスタッフ職の例で置き換えてみると・・

・上司、他部署→顧客
・同僚→アライアンス先
・会社→自分株式会社の登記先(市場)
・顧客→顧客(上司や他部署)の顧客
・給料→売上

このような考えを前提とすると、会社や上司の指示で受動的に動いているだけでは、市場に埋もれてしまって選ばれない会社(=売上が稼げない自分株式会社)になってしまう構図が見えてきます。逆に言えば、売上を稼ぐためには市場から選ばれる必要があり、選ばれるために必要なアクション(上司・同僚や会社からのサポートも含め)は自分自身で能動的に進める必要があり、そのアクションのために必要なスキルは自身で身に着ける必要があるように思います。

ちょっと極端なメタファーなので、賛否両論はあると思います。私は、自分自身がキャリアに満足するためには、仕事で本当の自分らしさを発揮できることが大切ではないか?と思っています。「自分
らしさ」は自分自身でもなかなかわからないものですし、会社や上司だけがクリアに見えているとは思えません。だからこそ、少なくともキャリアのオールは自分自身で持って、悩みながらも自分で漕ぐ必要があるように思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。今日は「自分のキャリアを歩むとは?」というテーマで書きました。今回の記事が自分に合った「キャリアの描き方」を見つけるヒントになれば嬉しいです。

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