【自己効力】私なんて、そんな。。。
こんにちは。よーこです。
自分の仕事において、例えば年度末までの4ヶ月で、できそうなことは何でしょうか。お客さんのつてで新規の顧客が1件増やせそう、、、とか、いつもの事務作業で使うExcelに関数を入れて、もっと楽にしよう、とか。小さなことでもいいのです。
反対に、建築に携わっている人でなければ、家を自分一人で建てられそうにないな、という感覚もあります。今任されている仕事や、やりたくないなあと思っている仕事は、どちらに当てはまりますか。
このような、具体的な場面において、自分の行動が成功する、という予測・確信を自己効力と言います。これが、仕事に対する意欲、努力や成果に影響すると言われています。
絶対できない、とか、全くわからない、と思っていると失敗のイメージが強くなり、やりたくない、になるのです。反対に、完了までのプロセスやリスク、関係者がわかっていると、できるイメージが持てるのでよしやろう!となります。
自己効力はどのようにして身につくのか、は4つが影響していると言われます。
1)成功体験
最も重要です。ただし、単純に成功の体験を積み重ねることではなく、その成功の質が重要です。困難に打ち勝って成功した経験が自己効力を育てます。
2)代理経験(モデリング)
誰かの成功や失敗を見ることで、自身の自己効力に影響します。
3)社会的説得
第3者から、あなたには能力がある、と動機付けされると、意欲に影響します。ただし、これだけで自己効力を育てることは難しく、やはり成功体験がないと難しいものです。
4)生理的・感情的状態
ストレスや体調不良、感情(肉親の死で悲しいなど)は、仕事の種類によっては自己効力に影響します。
日々の仕事は連続していて、区切れ目がありません。自身が成功したこと、うまくいったこと、できるようになったことを振り返り、自覚することで、自己効力が高まっていきます。また、日々人から言われたことをどう捉えるか、自分を自分で観察することも有効です。