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I-10)「今日が一番若い日」ではないでしょうか

さて、前回、前々回の記事で当時の仲間で現在活躍中のお友達の紹介をさせて頂きましたが、

「最初に勤めた企業や職種が、生涯唯一のものではない。長く働く、長く生きていく中でキヅキが大事。すなわち、気づいて、築いて、新たに自身の生き方、働き方を生み出して歩みだしていく、そうやって自身のキャリアをはぐくんでいく」

 そんなことが大事だ、ということが伝わるといいなぁ、と思ったのでした。いや、本木さん、とっくに今の世代、若い人たちは考えているって、だーれも最初に勤めた会社に一生いるなんて考えていないよ、と言われるかもしれません。(昨日もそういうメッセージをある方からもらいました。)確かに新卒採用しても、三年で離職される方も少なくありませんし、それで経営者は頭を悩ませているのですものね。

 今この2020年に入ってからのコロナによる影響もあって、いえ、そうでなくても環境激変する中で、色々考える方が多いと思うのです、私も含めどの世代も、例外なく。そんな中、”新しいことを踏み出そう、始めよう”と思う人がいらっしゃっても、ともすると、「とはいえ、もう遅いんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。

 ご参考まで、こんな言葉をご紹介しますね。私が20代の時、横浜の女性向けのセミナーで教えてもらったものです。

「今日が一番若い日である」

 もうtoo late、遅すぎると思うと何も始める気になれませんが、もし一年経って、二年経って、あ、あの時何々をしていれば今頃は、っということってたくさんありますよね。

何かを始めるのに遅すぎることはありません!

 これは当時産能短大で教えていらした宮城まり子先生からお聞きしたことです。保育付きのセミナーに、当時二歳の息子を連れて行った時ですので、1996年だったかと。このセミナー受講以来、私自身がこのことからどれだけ背中を押されたことか。私が何かと自家発電できて、これまで色々やってこれたのはこのおかげかと。この時以降、私は勤務先で研修や面談をするたびに、たぶん何百回と人にこれをおすそ分けしてきたと思います。私がいつ誰からこれを聞いた、というエピソードを添えて、研修の最後のクロージングで紹介したことが多いので、覚えてる、という人もいらっしゃるかもしれません。研修内容より最後に聞いてあれが一番よかった、とアンケートに書かれたこともしばしばでした。(💦)

 さて、そんなことで、というのもなんですが、私はたった4年弱で次の会社へ舵を切り始めたのでした。あ、職場を変えた方がよかろうと思ったのは、配偶者が同じ会社にいたという理由も一つですが。当時はどっちかが(いや、大抵の場合には妻のほうが)失礼するっていうのが一般的だった時代でしたですし。

  そんなわけで、私の初めての転職に向けての話は次の記事に続きます。


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ODCatalyst  本木和子
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