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サッカーの記憶 Vol.2
今回の「サッカーの記憶」はスタジアムとエコロジーについて追想したい
忘れられない記憶。それは1枚のスタジアムアンケートだった
ガンバ大阪のホームタウンに近いわたしは93年から毎年スタジアム観戦を続けてきた。はっきりした年月は覚えていないが2005年ころ、いつものようにナイターの観戦を終えスタジアム内の廊下を歩いていて、その量に圧倒された
それは使い終わったスティックバルーンが入ったごみ袋。当時、応援グッズとして来場者全員に無料配布されていた。膨らんだまま捨てられるため、ゲート毎にごみ袋の山になっていた
応援グッズがあると統一感もあり気分も盛り上がるが、そのごみ袋の量を見て「こんなにゴミを出さなくても他にいい方法があるんじゃないかな」と直感した
すぐさまスタジアムアンケートにその様子を書いて「使い捨てではなく試合後も使えたり、持ち帰りやすいグッズに変えてはどうか」と付け加えた
するとガンバ大阪の反応は早かった。そのシーズン途中にスティックバルーンの配布をやめ、代わりにチームユニフォームがデザインされた手提げのビニールバックに変わった(ビニールバックも新スタジアムになってから配布はしていないようだ)
わたしと同意見のアンケートを書いた人は他にもいると思うが、地元のチームが率先して観客の意見を取り入れ実践してくれたことに感動し「スタジアムはスポンサーや選手だけでなく、みんなで作っていくもの」という意識で、新スタジアムになった今でも変わらず応援を続けている
2010年からガンバ大阪は大学と連携しインターンシップを受け入れて、学生が試合後、ペットボトルのキャップと本体の分別を来場者に呼びかけるなど、現在ではスタジアムのエコ活動が当たり前の風景になった
観客や地域の人と一緒に、環境にやさしいスタジアムを持続していくこと。一日でも早くスタジアム観戦を楽しめる日常が戻ることを切に願う
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