青い春ときびだんご
「青い春」back numberを初めて知ったのがこの曲で これから書くテーマにぴったりなタイトルだったので使わせていただきました
なぜこんなにも努力しているのに自分は認められないのか、社会的認知が広がらないのか
このテーマで発信するのは20歳前後、特に大学や高校を卒業して社会人かけだしの人、頑張り屋さんが多いのかなと(あくまで個人の見解です)
わたしも新卒の頃はそう思っていました。結果を出して早く一人前になりたい!人一倍努力して成長しなくちゃ!自分のお店を持つ夢に向かって突き進んでいました。今考えなくても、めちゃくちゃ生意気な新入社員だったと思います笑
それからうん10年経ちお店も30代のうちに開業することができました。会社にいたのはたったの半年間。新卒のかけだし時代を振り返って気づいたことがあります
当時は周りの評価を急ぎすぎていたこと。自分の考えに固執して周りが見えていなかったこと。もう少し待つと違う展開、目上の人の意図に気づけたかもしれないと
今起こっていることだけをそのまま受け取ると自分は評価されていないと感じるかもしれません
さらに成長してもらうため、次のレベルで活躍してもらうため、段階的な積み上げで成果と個人の成長を評価しているのです
まさに『守破離』ですね
「守」をこなすには能力やセンスに関わらず一定期間を要します。それが何ヶ月か、何年なのかは置かれた場所によって異なります。今の目に見える報酬を評価だと捉えてしまうと、もう少し先にあるチャンス、大きなものに気づけないかもしれません。「守」はただ言われたことを忠実に実践するだけでなく「信頼」を積み上げる時期でもあるのです
13個のきびだんごとは
GD(グループディスカッション)のお題で「桃太郎」の絵本を読んでから、13個のきびだんごを犬、サル、キジにどう分けるか話し合うワークがありました。みなさんならどう分けますか?
絵本のイラストと文を読みながら、大多数の人は目に見える、読み解ける功績の大きい順にきびだんごを分けようとします。
初対面の桃太郎を信じて最初におともになった犬じゃね?鬼の館に空から偵察したキジじゃね?とか笑
わたしもそう考えていました。
しかしそのワークのファシリテーターはこう話しました。
「ポイントは未来の活躍を期待して加算することです。」
そうすると、きびだんごを配る相手や個数が年功や成果主義に比べてがらっと変わりませんか?
今はまだ、きびだんごの獲得数は増えないかもしれませんが、腐らず驕らずできることをコツコツ積み上げて青い春を謳歌してほしいなって思います
(おしまい)