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ロープレ動画ケース133「安田唯」の相談者設定を公開します!

*キャリコン・技能士2級の学科・論述・面接試験対策を希望される方は

【感謝】今回の相談者情報の設定は「アオちゃん」に作成いただきました。

★相談者情報
安田 唯(やすだゆい)(35)
4年制大学卒
1人暮らし
外資系コンサルファームのコンサルタント

★時系列
22歳 国際経営学部を卒業後、外資系コンサルタントファームに新卒入社。ITサービス本部に配属される。
30歳 シニアアソシエイトに昇進

★仕事内容

経営戦略の支援を得意とする外資系コンサルタントファームでコンサルタントとして勤務。
会社の経営層や経営企画室から依頼を受け、戦略立案や実行支援をしている。担当エリアはIT業界。
具体的な仕事は業界の最新動向の分析やレポート、経営層への提案資料作成、お客様とのミーティングなど。
マネージャーの元、プロジェクトチームで働いている。昇進してからは後輩の指導やフォローも任されている。

国際経営学部を選んだときから、外資系コンサルになるのを目指していたので、就職できたときはうれしかった。

★仕事に対する価値観

上昇志向が強い、上司に認められたい、バリバリ働いている自分が好き。
自己啓発も怠らず、社外の勉強会や読書などに余念がない。残業は多いが、給与には満足している。

経営層とスケールの大きな話ができることにやりがいを感じる。担当した企業の業績が上がったり、ポジティブなニュースが出ると自分事のようにうれしい。

立案した戦略が実行されない、うまく進まないことも多く、そんなときはがっかりして、自分の仕事に意味があったのか疑問に感じることもある。

コロナでエッセンシャルワーカーが注目されたとき、自分の仕事は本当に社会に必要とされているのかと心配になった。
母親と姉妹が保育士をしており、保育士のほうがコンサルタントより社会に貢献しているのではと思うこともある。

★現在の悩み

就職してから仕事一筋でがんばってきたが、このままコンサルタントの仕事を続けて良いか不安に思っている。
たしかに同世代の女性より給与は高いが、このまま昇進を目指していって自分は満足できるのだろうか、
正直言えば給与を理由に仕事を選んだが、本当にこの仕事でよかったのかなと思っている。

社内のキャリアパスのモデルケースを参照すると、年齢的にはそろそろ次の昇進の声がかかる頃なのに、かからない。
up or outの風潮がまだ残っている会社で、このままだとできない人と思われるのではないかと心配している。

★上司との関係性

上司は成果物の品質には厳しいが、合理的な厳しさで優秀な人だと感じている。
上司に認められたいと思っているあまり、上司に失望されるのが怖い。

★家族との関係

3姉妹の真ん中で、しっかり者。保育士をしている母親を誇りに思いつつ、給与面では報われないことに疑問も感じていた。
将来は自分で稼いで好きなものを買うのだと思い、高い学歴ー待遇の良い仕事というレールを思い描きながら学生時代を過ごした。
姉と妹も保育士をしており、給与が低いのに仕事に満足しているように見えて、自分と比べてモヤモヤする。
家族との関係は良好だが、CLの残業が多いことを家族は心配している。

★CC視点の問題点

・今後のキャリアに対する自己理解不足
 昇進のスピードが遅れている(と思いこんでいる)ことで自信をなくしている。
 モデルケースを絶対的なものと捉えて、それに沿ったキャリアプラン以外のプランが見えなくなっている。

・コンサルタントに対する仕事理解不足
 計画した戦略が実行されることに価値を置いており、戦略的な撤退や前向きな戦略変更の可能性に目が向けられていない。
 成功か失敗かという0/100思考に陥っている。

・上司とのコミュニケーション不足 
 上司に失望されるのを恐れるあまり、キャリアプランの相談や仕事の目的の確認などの対話ができていない。
 同僚=ライバルと認識しているので、自分のことを話せる相手もいない。

★補足

今回のシーズンは女性のCLが多いので、男性でもありそうなケースを考えてみました。

多忙で燃え尽き症候群になりかけているところに昇進が遅れているのでは?という不安が重なり、
本来は適職である自分の職業選択に、自信が持てなくなっているCL像をイメージしてみました。

以上

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