【 新しい採用のトレンド 】待遇より働きやすさをアピールしよう
待遇ありきの求人情報はもうやめよう
15年以上、中小企業の支援をしてきた私にとって、ずーっと求人情報の内容に疑問を感じていました。
待遇のことばかり書かれていて、なんだか面白くないんです。
どんな会社なのか、どんな雰囲気の職場なのか、どんな人たちがどんな思いで働いてるのか、どんなふうに社会の役に立っているのかが全然わかりません。
「アットホームな職場です」
「初めての方でも丁寧に教えます」
「和気あいあいとした雰囲気です」
正直、もうそんな言葉聞き飽きたわって感じです。
しかも載っている写真がどこかの画像サイトから引っ張ってきたモデルさんの写真だったりします。
現実味が感じられない、どこか無機質な求人になってしまいます。
そんな求人では実際の会社のことは全然わかりません。
イチカバチカで応募して、当たりかハズレか不安になりながら働き始めたら、やっぱり思ってたのと違った、という結末になったりすることもあります。
お仕事の内容、労働時間、休日、お給料などはもちろん働くにあたってとても重要なことです。
でも、それと同じぐらい働く人にとって必要なことは、
職場の人間関係、社長や上司の人柄や考え方、病気や家族の事情などで融通を利かせてくれるのか、自分にどんなスキルが身につくのかなどを知りたかったりするわけです。
ハローワークの求人では待遇がメインになっていて、伝えられる情報の内容に限界があります。
待遇を書かない採用ページ
私はここ数ヶ月、色々な業界の方にヒアリングをし、ある方法に至りました。
それは、
「待遇を書かない採用ページ」の作成です。
待遇を秘密にするわけではなくて、
求人情報を伝える優先順位として待遇が一番ではない、ということです。
では、一番は何かというと、
「会社のありのままを伝える」ことです。
具体的には、次のようなことです。
・会社はどのようなビジョンを持っているのか
・会社はどんなふうに社会の役に立っているのか
・会社が大切にしていることは何か
・社長はどんな思いで会社を経営しているか
・社員はどんな思いで仕事をしているか
・お客様に対してどのような喜びを提供しているのか
・どんな人と一緒に働きたいのか
このようなことを、素直に、もっともっと公開していく必要があります。
働く人は本当のことを知りたい
これは私の主観かもしれませんが、
ちまたの求人情報の内容は、良いところばかりを魅せているものが多いような気がします。
働く人は本当のことを知りたいんです。
それを正直に伝えられないとしたら、会社に何らかの問題があるということになります。
でも、それでもいいんです。これから改めればいいのですから。
これからどんな会社にしていきたいのか、社員と一緒に考えて作っていけばいいんです。
いい人が集まる採用ツールの開発
いま、私は効果的な採用を実現できるツールを開発しています。
ただ単に応募が増えるだけでは、入社後のミスマッチや定着率の低下を招く可能性があります。
会社の理念に共感してくれる人が集まる採用を実現し、その後の社員の成長をフォローする体制を作るのが私の採用支援の目的です。
リリースする前に、テスト運用でどなたかの会社様にご協力いただきたいと考えています。
その際はあらためて周知いたしますので、いましばらく楽しみにお待ちいただければと思います(^^)
世間では、生き残りの時代とか二極化だとかささやかれていますが、不安になることなく、できることから前向きに取り組んでいきましょう!
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