採用活動に追われていると、リファラル採用を実施したいと考える人事担当者様も多いと思います。しかし、リファラル採用は一朝一夕でできるものではありませんね。社員のみなさまの理解や協力を得るための仕組みづくりや、知人を紹介したくなるような会社や人事との関係や職場づくりなど、メンバーと会社との日常の好循環を生む関わりの結果、起きる現象なのではないでしょうか。 今回は、私があるファッション系企業様の採用支援をしていたら、組織開発をすることになり、結果的にリファラル採用が増え、1年間で
企業領域キャリアコンサルタントとはキャリアコンサルタントと聞くと、どのような人をイメージするでしょうか?きっと、対話スキルにより、相談者のお話を伺い内省を促す、いわゆるお悩み相談のイメージが強いのではないでしょうか。また、企業領域においては、社員の方の行動変容支援やキャリア形成支援(面談、研修、ワークショップ)などを行なうイメージがあるのではないでしょうか。 私は、企業領域における支援職者として上記も行ないますが、基本的なスタンスとしては、組織介入型支援の形を取っています。
はじめに現在、私は支援職者として、企業領域における人材開発と組織開発のご支援に主軸をおいています。その中でも、組織の成功循環モデルでいう「関係の質」向上に焦点を当て、対話型組織開発によるミドルマネジメント層の人材開発に力を入れています。 「関係の質」向上でよく表現されるのは、エンゲージメントです。エンゲージメントは、2者の「間」の強さを表現したもので、私は支援職者として、この「間」を向上させることを大切に考えています。今回は、少し恥ずかしいこともありますが、現在のご支援の形
1.想い幸せであることを感じながら生きる人を増やしたい。そのために、まず、企業組織に所属しながら働く多くの人たちが、ワクワク働きイキイキ生きる日常をつくりたい。そして、個人と属する組織との環境や関係性をより向上させる支援をする。そのような想いをもち、EX、いわゆる従業員体験価値向上を図る支援を構築し、提供しています。 まず、環境に関しては、整備されたオフィスや福利厚生、人事評価制度、処遇など、社員が所属会社や組織で働くことへの外的動機につながる要素が当たります。 一方、関
この記事を読んでいただきたい方 ・新入社員向け研修やOJTの企画を担う人事ご担当者様 ・若手社員の育成を考えている経営者の方や人事ご担当者様、マネジメント層の方 ・OJT実施者となったOJTリーダーの方 ・OJTの実施方法を知りたい方 はじめに新入社員を受け入れるにあたり、まずは「新入社員研修をどのようなものにしよう」という、研修としての取組みに注目しがちな方は多いでしょう。研修も大切ではありますが、私は対人・組織支援職の人間として様々な企業組織をご支援させていただいた中で
この記事を読んでいただきたい方 ・2022年度新入社員研修の手配を考えている人事担当者や経営者の方 ・新入社員研修の設計や実行者の方 ・OJTの実施者となる若手リーダーの方 はじめに早いもので、今年も2022年度の社員研修や育成施策に関して、社内での予算取りや方向性を決めるための情報収集を始められた人事ご担当者様からのご相談が少しずつ入る時期になってきました。昨年や今年に関しては、コロナの影響による社会情勢の変化により、従来の対面型集合研修が実施できず、前例がないことばかり
先日より個人の方に向けて、これまで法人向け施策の中でバラバラに組み込んでいた取組みをカスタマイズし提供してみました。そして、受講していただいた方々からの感想で最も多かったのが、対法人向けにパッケージ化してみてはどうか、というものでした。 正直、これまで組織課題に応じて都度、施策を構築していたので、その発想に至っておらず、ありがたい気づきでした。なんでもインプットするとアウトプットにつながり、アウトプットするとインプットにつながりますね。私は自称「まずは取り組んでみる精神の塊
週末の午前中は、子どもを公園に連れていくのですが、そこにいつも保育園のお友達とパパ達が自然に集まってきます。最近は子ども達同志で遊べるようになってきたので、やや遠目でその様子を見ながら、パパ友と談笑する機会が多くなりました。私と同世代のパパ友の多くは、企業のミドルマネジメント層であることが多く、談笑の中で今の職場での悩みや愚痴、転職を考えているなどという話をしばしば聴くようになりました。 そして、談笑の内容の中で、組織での関係性に関する職場の悩みが大きい時、子どもへの接し方
前回、前々回に続き、MOSHで個人向けキャリアコンサルティングサービスを始めることにした理由を記します。 理由3.キャリコンとは?を今一度考えてほしいから今回はキャリコンの方向けの内容になります。 キャリコン有資格者から、ずっと前から飽きるほど耳にする話があります。 ①キャリコン資格の活かし方が分からない ②キャリコンとしての仕事が無い ③キャリコンでは稼げない ④キャリコンは使えない資格だ 確かに資格取得だけでは仕事があるわけではないし、使いようがありませんので、私も
前回に引き続き、MOSHで個人向けキャリアコンサルティングサービスを始めることにした理由を記します。 理由2.幸せに生きるためのポータブルスキルをキャリコンを通して知ってほしい社会情勢の変化に伴い、終身雇用や年功序列など、これまで日本企業の発展を支えてきた企業と従業員との関係性が維持しづらくなってきました。そしてコロナ情勢下、リモートワークや複業解禁、定年延長&撤廃など、働き方の多様化が急激に進んできました。 一見、会社からの縛りが緩くなり、多様な働き方や自由な生き方がで
この度、MOSHで個人向けキャリアコンサルティングサービスを始めることにしました。以前も個人向けキャリコンを提供していたこともあったのですが、私自身の環境や考えが変わり続けてきたこともあり、暫く止めていました。そこで、今回、個人向けキャリコンの提供をリニューアルして再開する理由を3記事くらいに分けて記していきたいと思います。 理由1.ミドルマネジメント層を支援したい私のキャリコン経験は、業界や役割、環境など多々変化はありましたが、かれこれ10数年になります。その間、個人向け
こんにちは。企業内/外キャリアコンサルタントのもりしです。 私は、1人のキャリアコンサルタントとして、「人生100年時代を生き抜くためにはキャリアコンサルタントの存在は重要である」と考えています。今回は、企業領域に限らず、私が考えるキャリアコンサルタントの必要性について書きたいと思います。 人生100年時代という名の働き方の多様化 世間では、政府を中心に「人生100年時代云々・・・・」と言われていますが、要は次のような背景からでしょう。 ・終身雇用や年功序列制の崩壊