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ペットの遺骨ジュエリーはよくないって本当?作る前に知っておきたいこと3つ
亡くなってしまったペットの遺骨や体毛などの一部を、指輪やペンダントなどアクセサリーに加工する遺骨ジュエリーが注目されています。
大切なペットを身近に感じられ供養にもつながると言われる一方で
「遺骨をリングやアクセサリーに加工することはよくないのでは?」という話題もあるようです。
私たちCARECAREは、ペットを亡くしてしまった方の想いと亡くなってしまったペットの想いを手元供養としてケアするために遺骨ジュエリーをお届けしています。
そんな私たちが本当に遺骨ジュエリーはよくないのか?について考えてみましたので
悩んでいる方の参考になれたら嬉しいです。
▼遺骨をジュエリーに加工するのは本当によくない?
結論から言うと、よくないという事実はありません。
理由としては遺骨をアクセサリーに加工するという行為自体を禁止する法律や条例は一切ないからです。
法律で禁止されている行為は墓地以外に埋葬することです。(墓地、埋葬等に関する法律 第2条)
・自宅の庭に穴を掘って骨壺を埋める
・公園に埋葬する
などは法律上違法になります。
ちなみに、ペットの遺骨を自宅に保管することは大丈夫です。
実際私の実家でも、ずっとお家にあります!
ではなぜ「よくない」といわれるのか。
よく聞くおはなしだと
・そもそも遺骨はお墓に埋葬するものだと思っている
・分骨をすると供養できないと思っている
・遺骨の加工が違法だと思っている
・埋葬しないと成仏できないと思っている
・遺骨を身につけると、よくないことが起こりそう
このようなことを考え、よくないというイメージがあるみたいです。
ひとつずつ考えてみました。
1.そもそも遺骨はお墓に埋葬するものだと思っている
たしかに、一般的にはお墓へ埋葬することが多いかと思います。遺骨を埋葬する場合は定められた場所で行う必要がありますが、遺骨を手元に置いておくことは問題ないため、遺骨ジュエリーにして手元供養とすることができます。
2.分骨をすると供養できないと思っている
分骨という文化は仏教では慣習のひとつとされているそうです。「お釈迦様の遺骨は弟子に分骨された」という逸話もあるそうで分骨を縁起がよいものとして推奨している宗派もあるそうです。
分骨をすることで、毎日お墓にいくことはできなくても日々顔をあわせてあげられる、そんな風にも考えられます。
3.遺骨の加工が違法だと思っている
遺骨をジュエリーにするときは、粉骨をして粉末状にするのですが、この粉骨をする行為が違法だと思われているようです。遺骨の損壊は刑法第190条で禁止されていますが、供養を目的としている粉骨であれば問題ありません。そのため安心して制作することができます。
4.埋葬しないと成仏できないと思っている
「遺骨には魂が宿っている」と考え、埋葬しないと成仏できないと感じる人もいるようです。
しかし、すでに大切なペットの魂は天国へと旅立っており、遺骨に魂は宿っていません。
仏教の教えでいくと49日を過ぎると、魂は仏様のもとに向かうとされています。そのため、49日以降の遺骨には魂が宿っていない状態だと考えられるそうです。気になる方は仏教の教えにならい、49日を過ぎたのちに遺骨ジュエリーを制作するのもいいかもしれません。
こうやって考えていくと、遺骨ジュエリーに対する「よくない」というイメージがほぼ払拭されるのではないかなと思います。
▼遺骨ジュエリーを作る時に知っておきたいこと
ペットの遺骨を指輪やペンダントなどにしてこれからも一緒に過ごしたいと思っている人には、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
遺骨ジュエリーはペットが常に側にいるような安心感を感じたり、亡くなってしまったことによるグリーフケアにつながりますが、注意点を知ったうえで制作する必要があります。
グリーフケアとは大切な人やペットを亡くした悲しみに寄り添って、回復をサポートすることです。
遺骨のペンダントやアクセサリーの注意点はこちらの3つです。
1.納骨までに遺骨を分けておく
納骨や埋葬を行うと、ペットの遺骨を分骨することが難しくなるのでそれまでに遺骨を分けておきましょう。
2.制作できたらどこでもいいではない
遺骨ジュエリーは今やネット通販でも簡単に制作できる時代になっています。費用も25,000円〜などと一見お手軽に制作できるように感じる方も多いと思います。
私たちCARECAREでは、ジュエリーの質の高さを意識していただいています。
いまこの記事を読んでいただいている方は、少なからず遺骨ジュエリーについて知っておきたい・興味がある・作ろうか迷っている、そんな方が多いのでは無いかと思います。
作ったジュエリーが数ヶ月で欠ける・ちぎれてしまうなどの不具合が出るのは絶対に避けたいですよね。
これから一生身につけていくものとして考えているのであれば、ジュエリーの質が耐久性や変色などに大きく影響するということを知った上で、どこで制作するかを考える必要があります。
3.紛失しないように気をつける
当たり前のことかもしれませんが、遺骨ジュエリーは指輪やネックレス・ブレスレットなど小さなアイテムになるため紛失しやすいとも言えます。
指輪であればサイズが合っていないとスルッと外れてしまう可能性があります。ネックレスやブレスレットは、つけっぱなしにしておくと紛失の可能性はほとんどありませんが、耐久性がないと簡単にちぎれてしまう可能性があります。
どんな方法で作るのか、どんな金属の種類のアクセサリーなのか、アフターサービスはあるのかなどによってそもそも紛失するという可能性を低くすることができます。
具体的にどこで制作するのか、アイテムごとにどんなことを気をつけたらいいのかについてはまた別記事で書こうと思います!
私自身、自分が遺骨ジュエリーを制作してもらったときには全く考えていなかったので、ぜひこれから作りたいなと思っている方のお役に少しでも立てたらなと思っています。
▼遺骨ジュエリーはペットロスの人を救う!
検索エンジンで「遺骨ジュエリー」と入力すると、「遺骨ジュエリー よくない」というワードが検索候補で出てきます。
確かに友人にCARECAREを立ち上げるという話をした時に、よくないって考える人もいるかもね〜と言われたことを思い出しました。
私は実際に遺骨ジュエリーを制作したことで、びっくりするくらいペットロスの気持ちから救われ、それを広めたい!とすごくポジティブな面しか感じていませんでした。
なので、よくないと考える人の気持ちも知りたいと思い、こんな記事を書いてみました。「たしかにそう感じるかも」と思うこともあり、よくないと考えること自体が間違っているのではありませんでした。
「よくない」と思っているのは「なぜ?」
ここをちゃんと考える必要があるなと思います。
遺骨ジュエリーは誰しもが作るべきものではないと思います。
その良さや自分に何を与えてくれるのか、メリットを感じ納得してからジュエリーを身につけてほしいと思います。
遺骨ジュエリーがペットロスから人を救う一つの選択肢になることを知っていただけたらうれしいなと思います。