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青葉が見つけた“青い彼岸花”のモデルとなった植物とは
『鬼滅の刃』では様々な場面で植物が登場します。
バトル漫画でこれほど多くの植物が登場するのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
この間少し「青い彼岸花」について考察しましたが、今回はそのモデルとなった植物とその根拠について考えていきたいと思います。
タイトルで既にネタバレしていますが
鬼滅の刃最終巻までネタバレしていますのでご注意ください。
目次
はじめに
①研究室にある花に似ている花を探してみた
②「葛の花がモデルになっている」と思う理由
その1“薬効”
③「葛の花がモデルになっている」と思う理由
その2“葛藤”
④青い彼岸花の「青色」は“突然変異”?
⑤無惨が「青い彼岸花」を探し出せなかったのはなぜなのか?
⑥青葉はなぜ「青い彼岸花」という名称をつけたのか?
おわり
はじめに
鬼の始祖、鬼舞辻無惨の唯一の弱点である「太陽の光」を克服するためには“青い彼岸花”が必要でした。
無惨はこの花を1000年以上探し続けましたが、ついに見つけることはできませんでした。
最終回で嘴平青葉という植物学者によって“青い彼岸花”が発見されますが、「うっかりミス」によって枯れてしまい、絶滅してしまいます。
青い彼岸花とは一体どんな花だったのでしょうか。
これが青い彼岸花かもしれない、と思わせるコマが1つだけあります。(週刊少年ジャンプ2020年24号から拡大して引用させていただきます)(画質が粗くなってしまう…)
善照が燈子のスマホで見たニュース画面です。
なんだか
全 然 彼 岸 花 っ ぽ く な い な ぁ 。
というのが率直な感想でした。
青い彼岸花についてはずっと考察をしていたので、本来ならこの画像をもとに植物図鑑でもなんでも調べればよかったのですが、
あまりにも彼岸花のイメージとかけ離れていたので
「これは青い彼岸花ではない。研究室にある花のひとつなんだろう」
とぼくは勝手に思い込み、
考察の際、この花は完全無視していました。
結果、前回のnoteでも書かせていただきましたが「藤の花と彼岸桜(御衣黄)が青い彼岸花かもしれない」ということで(ぼくの中で)一旦落ち着きました。(結局全然彼岸花っぽくない)
「藤の花は青い彼岸花である」という考察は今回のテーマにも引き継いで考えていきたいと思いますので
こちらもあわせて読んでいただけると嬉しいです。↓↓↓
https://note.com/care03mi_turalna/n/n75ac094b7f52
藤の花は鬼滅の刃の重要アイテムですし、桜の花は“鬼がいなくなった世界”を象徴するかのように描かれているので、彼岸花とは形が全く違うけど、
可能性としてなくはないな、と思っていたんです。
(候補はもっと沢山あるのですが長くなるので割愛します)
ですが冷静になって考えてみたら、青葉の後ろにある花が青い彼岸花なんじゃないか?と思い直しました。(ものすごい遠回り)
素直に物語の流れを汲み取るなら、これが青い彼岸花ということになると思います。
…ですが「これは青い彼岸花とは関係がなく、研究室で育てていた花のひとつである」という可能性もゼロではないです。
なにしろ見出しは「研究の様子」としか書かれてません。
(同じく週刊少年ジャンプ2020年24号より。なんで7月なんだろう…)
現実の植物とは一切関係ない架空の植物で、モデルになった花すら存在しないということも有り得ます。
ともあれ、
今回は、
「青葉の後ろにある花が青い彼岸花である」
「藤の花も青い彼岸花である」(?)
「現実に存在する植物が“モデル”となっている」
と仮定して考察妄想してみた結果をご報告したいと思います。
よろしくお付き合い下さい。
*
*
*
①研究室にある花に似ている花を探してみた
藤の花は鬼滅の刃の物語の中では
「死の世界(あの世=彼岸)に咲く花」
として描かれていたので「藤の花こそ青い彼岸花なのではないか」と以前は考察しました。
青葉の後ろにある花は藤の花に似ていますね。
ですが藤の花は紫色ですし、木の枝から垂れ下がるように咲くので、青葉の後ろにある花とは似ているようで全く違う種類です。
ということで図書館に行って、植物図鑑を調べてきました。
図鑑全部に目を通せた訳ではないのですが、青葉の後ろにある花に一番似ているのは「葛(クズ)の花」でした。
葉っぱの形も似ています。ぜひググってみてください。
(画像Wikipediaより)
この葛の花の色は赤色?と言っていいんでしょうか。赤に近い紫色という感じです。
別の本で6冊くらい葛について探しましたが青色の葛の花の写真はひとつもありませんでした。
日本には青色の葛の花は存在しないのかもしれませんね…。
でも形は完全に一致します。
他にはルピナスという花も形が似ており、
別名が”昇藤(ノボリフジ)”なので“藤の花”とも関連がありそうなんですが、葉っぱの形が全く違います。
それから元々地中海沿岸や南米が原産の花らしいので、ルピナスが平安時代に日本に既に存在していた青い彼岸花だ、と考えるのは難しいと思います。
とりあえず、
*青い彼岸花は“葛の花である”と仮定して、さらに調べてみることにしました。
ネットで検索してみると
なんとすぐに葛の花の画像が出てきました。
中国のWebサイトです。翻訳してみると葛の花から採れる成分の効用が書かれています。
ほぼ青色と言っていいかもしれません。
中国の葛の花がモデルとなっているのでしょうか……???
ですが鬼滅の刃では中国的な要素(要素?)が物語の中に一切出てきませんし、
むしろ「古事記」「神道」「武士道」などなど、日本特有の思想を全面に押し出した物語なので
「古来から“日本”に存在する花がモデルとなった」と考えるのが自然だと思います。
しかし日本に存在する葛の花は赤色であり、青色ではありません。
もしかしたら平安時代には青色の葛が存在していたかもしれないと思いましたが、
日本最古の物語である源氏物語には「青やかなる葛」という文はあるものの、その青は「葉」の事を指すらしく、
また日本最古の和歌集である万葉集にも「葛」は植物としては詠まれるものの、花の色まで書いた和歌は無いようです。
うーん…。
そもそも青い彼岸花のモデルが葛の花だという仮定が間違っているのでしょうか?
「青色」については後ほど考察していきます。
②「葛の花がモデルになっている」と思う理由その1“薬効”
葛の花がモデルとなっていると思う理由はやはり「姿形が似ている」のが一番の理由です。
藤の花は垂れ下がって咲きますが、葛の花は天に向かって伸びています。
以前のnoteで「那田蜘蛛山で吊るされた伊之助と逆さ吊りの禰豆子は鏡写しだ」と書かせていただきましたが、
藤と葛も地と天の対比となっており、
めちゃくちゃ鬼滅っぽいなと感じたんです。
(気がかりなのは鬼滅の刃では「葛」という漢字が一切出てこないということです…。「クズ」、「屑」は出てくる)
「めちゃくちゃ鬼滅っぽい」という曖昧な理由ですが、
藤と葛が対比となっているとしたら表裏一体、切っても切り離せない関係なので藤と葛を比べてみます。
現実に存在する藤と葛について情報を整理してみます。
藤の花
花の時期→4月~6月
種類→樹木、豆科
特徴→他の木に巻き付いて絞め殺すことがある
利用→蔓は縄や籠に利用
毒→有り
葛の花
花の時期→7月~9月
種類→草、豆科
特徴→繁殖力がすさまじく、切ってもすぐ伸びる。他の植物に覆い被さって枯死させてしまう。
利用→蔓は着物や籠に利用
毒→なし(薬になる)
種類、特徴、利用は藤も葛も似ていますね。
事実日本では藤原氏が台頭するまでは「葛」と「藤」は混用されていたそうです。
古事記でも蔓から作った織物を「布遅葛(フチカツラ)」と著されており、藤の蔓からも葛の蔓からも布が作れることから、
藤と葛は区別されずに同じものとして扱われていたようです。
(参照「日中古典詩歌における藤詠の変遷」(ぜひググってみてください))
藤と葛の大きく違うところは、藤は樹木で毒があるのに対し、葛は草で毒は無く、薬になるという点です。
青葉が発見した青い彼岸花を葛だと仮定すると、
身体の弱かった無惨を鬼にした薬は「葛(クズ)」だったのではないか、と個人的には想像しています。
しかし葛の花に「太陽を克服する」効果があったかどうかは不明です。
③「葛の花がモデルになっている」と思う理由その2“葛藤”
植物図鑑で「葛の花」を見た時、「葛藤」という言葉が頭に浮かびました。
葛(クズ)と藤(フジ)のふたつの植物で「葛藤(カットウ)」という言葉になります。
「葛藤」は鬼滅の刃の一貫したテーマでもあります。
炭治郎も善逸も義勇も、鬼滅の刃に登場するキャラクターたちは全員「葛藤」を抱えています。その葛藤の度に“決断”をしています。
(画像15巻127話より)
葛藤についてGoogle辞書からコピペします。
[名](スル)《葛 (かずら) や藤 (ふじ) のこと。枝がもつれ絡むところから》
1人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。「親子の葛藤」
2心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。「義理と人情とのあいだで葛藤する」
3仏語。正道を妨げる煩悩のたとえ。禅宗では、文字言語にとらわれた説明、意味の解きがたい語句や公案、あるいは問答・工夫などの意にも用いる。
1と2の意味は、学校の授業で習った方も多いと思います。
3は仏教用語での意味のようですね。
仏教だと、
葛藤とは煩悩によって“正しい道”を選択できない事を言うようです。
煩悩って言われてもよくわからないですね。
鬼滅の刃では「葛藤」を仏教用語としてではなく、
鬼滅の刃独自の世界観で「葛藤」という言葉を使っているという印象です。
禰豆子が太陽を克服する直前、「自分が生き延びるか、刀鍛冶の里の人たちを守るか」という決断をしなければならない場面がありました。
禰豆子は葛藤の末に自分の命より里の人の命を優先することを決断した結果、「太陽を克服した鬼」へと変化します。
そして里の人の命を優先したことを16巻135話で悲鳴嶼は「正しき行動」と称しました。
(画像は23巻201話)
悲鳴嶼の言う炭治郎と禰豆子の「正しき行動」とは「自分ではない誰かのために命を懸ける」事を言っています。(以下「正しき道」と書きます)
さらに悲鳴嶼は「普段どれ程善良な人間であっても土壇場で本性が出る」と言った上で「間違った道を進まぬようこれからは私も手助けしよう」と言います。
この間違った道とは「自分の命を優先する」事だと思います。
例えば無惨は「生きることだけに固執している生命体」で(22巻195話)、自分の命を最優先しており、「誰かの命」に対して全く慈悲がなく自分さえ生き残れればそれで良いという考え方をしています。
鬼滅の刃の世界では
「人間=誰かのために命を懸ける(正しき道)」と「鬼=自分を優先する(間違った道)」の対比になっています。
そして23巻202話でしのぶは鬼を人間に戻す薬として「藤の花」を使っていました。
「正しき道」を歩むことが人間の条件だとしたら、人間に戻る効果があると思われる「藤の花」は鬼を人間の道に導いてくれる道標のようにも思えます。
(23巻203話より)
それから
「自分の命と他人の命のどちらを優先するか」という禰豆子が経験した状況を、獪岳も経験しています。
たぶん時期的にもほとんど同じなのではないでしょうか。
獪岳は上弦の壱と戦おうとせず、自分の命を優先します。
獪岳は悲鳴嶼のお寺に鬼を招き入れたという過去がありましたが、鬼殺隊に入って誰かのために命を懸ける「正しき道」を歩み始めます。
善逸は女性に依存し、借金まみれになっていたところを、じいちゃんによって導かれ、「正しき道」を選びました。
しかしその後
獪岳は「間違った道(自分の命を優先する道)」を進み、
善逸は「正しき道(誰かの為に命を懸ける道)」に残りました。
まさに善逸が言うように「俺たちの道は分かたれた」という事になります。
善逸は17巻144話で獪岳に「俺がカスならあんたはクズだ」と言う場面があるのですが、この「クズ」は「獪岳は葛の道(鬼)を選んだ」という意図なんじゃないかと妄想してしまいますね。
そして藤の花が人間とイコールになっているのは藤の読み方を「不死(フシ)」として「想いは不滅」であることに関連付けられていると思います。
ここで「肉体は必ず滅びる(葛)」と「想いは不滅(藤)」の対比も浮かび上がってきます。
無惨が
「産屋敷 お前の言ったことは正しかったと言わざるを得ない 生き物は例外なく死ぬ」と悟ったように、
不死とは肉体に対してではなく、「人の想い」にこそ“不死”という言葉が相応しいのではないでしょうか。
(16巻137話より。名シーン過ぎる…。)
16巻では「鬼を許さないという想い」が強調されますが、同時に鬼殺隊は「大切な人に生きていてほしい」という想いも強く繋いできました。
23巻203話で炭治郎はみんなの「大切な人に生きていてほしいという想い」に背中を押され、藤の花からみんなの手が現れ炭治郎を取り戻そうとします。
炭治郎は不滅の想いに救われ不死(藤)の花によって人間として甦りました。
一旦まとめます。
仮説;鬼滅の刃の世界では“葛藤”をそれぞれの「道」としているのではないか。
*鬼=自分を優先=間違った道=葛の花=肉体は必ず滅びる
*人間=誰かのために命を懸ける=正しき道=藤の花=想いは不滅
禰豆子が里の人間の命よりも、自分の命(鬼)を優先していたら、もしかしたら珠世の薬だけでは人間に戻れていなかったかもしれません。
④青い彼岸花の「青色」は“突然変異”?
ここでまた禰豆子の話をさせてください。
禰豆子が記憶を取り戻した22巻196話で「見ますか?…金魚」と、しのぶさんだけ言葉も一緒に禰豆子の記憶に刻まれていることがずっと不思議だったんです。
それで金魚についてググってみたところ、金魚の祖先は“フナの突然変異”で偶然誕生したようです。
(画像は高知新聞色彩水族館より、「フナ」)
(画像Wikipediaより「金魚」)
(フナと金魚が同じ種類だとは…)
フナと金魚では色も形も全く違います。
15巻で珠世が「血の成分が何度も何度も変化している」と言っているように禰豆子が太陽を克服できたのも“突然変異”が理由のひとつだと思います。
鬼滅の刃の世界では青い彼岸花は「新しく発見された」新種であり、
もしかしたらフナが突然変異したのと同じように、突然変異によって”青色の葛”が誕生したのかもしれません。
「太陽を克服した禰豆子」と「太陽を克服できる青い彼岸花」
は同義であり、つまりは“突然変異”の象徴だと思われます。
そして突然変異は鬼滅の刃の世界では「真逆」に描かれます。
禰豆子は鬼なので太陽に当たると死んでしまうはずなのですが、突然変異によって太陽が平気になります。
そして最終回では、
おしとやかだった禰豆子、にそっくりの燈子がなぜか荒々しい性格になっています。善照が「なんで姉ちゃんだけ突然変異したんだ」と言っていることから、性格が真逆であることが“突然変異”と関連付けられています。
つまり日本に存在している「赤色の葛の花」(厳密には赤紫色なんですが…)は突然変異によって真逆の色である「青色の葛」になったのではないでしょうか。
そしてフナは見た目が変化したために「金魚」という、全く別の名称をつけられています。
もともと存在していた葛の花が突然変異“した後”に「青い彼岸花」という新しい名称をつけられたのかもしれません。
形が似ている藤の花が突然変異して青い彼岸花になったとも考えられます。
仮説を整理しておきます。
黒白色のフナ→突然変異→赤色のフナ→名称の変更→金魚
鬼滅の刃の世界
赤紫の葛→突然変異(真逆になる)→青色の葛→名称の変更→青い彼岸花?
(文章だとわかりずらいですね…絵が描ければよかったのですが…)
⑤無惨が「青い彼岸花」を探し出せなかったのはなぜなのか?
1000年以上も探し続ければ見つかりそうなものですが、無惨は結局その姿を見ることは出来ませんでした。
無惨が青い彼岸花を見つけることが出来なかったのは、「一年で2日とか3日とか?昼間だけ咲く花」で、鬼は昼間に花を探すことが出来なかったから、という考察にはぼくも賛成します。
鬼が人間と仲良くできていれば、昼間は人間に青い彼岸花を探してもらえていたかもしれません。
その逆で鬼殺隊は禰豆子と珠世(鬼)と仲良く出来たからこそ、鬼のいない世界にするという悲願を達成することが出来ました。
(画像6巻50話)
(「鬼が人間を利用する」という意味では魘夢はものすごく画期的だったかもしれない)
それから名称にとらわれすぎたのも探し出せなかった理由のひとつなんじゃないかと個人的には思っています。
青葉の発見した青い彼岸花は「彼岸花」とは全く違う形をしています。
無惨たちは素直に「彼岸花」の姿形をした花を探していたせいで探し出せなかったのではないでしょうか。
日本には古来から“言葉には力が宿っている”という言霊思想があり、無惨は「彼岸花」という言霊に固執して惑わされたとも思えます。
でも「彼岸花」という文字を見たらこの赤い彼岸花を思い浮かべるのも無理はないですよね…。
⑥青葉はなぜ「青い彼岸花」という名称をつけたのか?
青葉は植物学者ですから、平安時代に存在していた「青い彼岸花」を文献か何かで既に知っていて、人為的に突然変異を誘発させて「青い彼岸花」を作り出した可能性もあります。
ですが
“現代”のスマホのニュースでは青い彼岸花は「新しく発見された」とされているので、
鬼滅の刃の中の世界では世界初という扱いであり、
青い彼岸花に関する文献は後世に一切残っていなかったと推測されます。
平安時代に存在していたという文献が残っているとしたら「再発見」という扱いになるはずです。
それに「青い彼岸花」を知っているのは無惨を治療していた医者だけでした。
(画像引用15巻127話より)
その後、青い彼岸花の存在を知っている人物は無惨と上弦の鬼だけだと思います(あと読者)
お館様と珠世もたぶん無惨が「太陽を克服したい」と思っていることは把握していましたが、“青い彼岸花”の存在は知らなかったのではないでしょうか。(この辺りは妄想しか出来ませんが)
もし鬼殺隊に「青い彼岸花」の情報が共有されていたとしても、
「鬼のいた世界」と「現代」は全く別の世界として描かれているので現代に青い彼岸花の情報までは継承されていないと思われます。
誰も知らないはずの花に
なぜ青葉は「青い彼岸花」という名前をつけたのでしょうか?
平安時代の医者がつけた名前と、青葉がつけた名前が一致するのはただの“偶然”なのでしょうか?
そもそも現実に存在する「彼岸花」の名前の由来はなんなのでしょうか?
ネットで検索すると「秋の彼岸の入りの頃に咲き始め、彼岸の終わり頃に咲き終わることから彼岸花と呼ばれるようになった」そうです。
赤い彼岸花は秋と冬の境目に咲くようですね。
冬と春の境目である春分(春彼岸)には赤い彼岸花は咲きません。
鬼滅の刃では秋分の反対である春分に「青い彼岸花」が咲いたとしたらどうでしょう。(仮定)
青い彼岸花が発見された鬼滅の刃最終回は桜の咲いている季節でした。
登場人物は東京出身なので“現代”も東京が舞台だと思われます。
東京の桜の開花は、2020年だとちょうど春分の日の頃だったようです。
(2020年春分の日↑)
(2020年の桜の満開は22日だったそう↓)
春彼岸の日に咲いた花、
あるいは春彼岸の日に発見された花として青い彼岸花という名前をつけたのかもしれませんね。
おわり
今回は「葛」に絞って考察をしましたが、いかがだったでしょうか。
葛の花と藤の花の関係性は概ね上記の通りですが、
「彼岸花」という名前がつく以上、やはり「赤い彼岸花」と「葛の花」の関係性ももっと深堀する必要がありそうです。
それから青い彼岸花が本当に「太陽の克服」が出来るのか、などまだまだ謎が多いですね。
今回はそこまで考察するに至らなかったのが心残りですが、今後も「青い彼岸花」についての考察は続けていきたいなぁと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(表紙画像は16巻127話の画像を引用)
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