21/1/28 「4-4-2対決」 エヴァートン対レスター PL第20節マッチレビュー~元野球人のサッカー観戦記第11試合目~
NHKで放送されていた山口百恵さんのコンサートをみた元野球人です。凄かったです。今でも、ソロでもアイドルでも相当な人気者になってそうだと思いました。あと、少し上戸彩感がありました。
さて、今回は2試合未消化ながら勝ち点32のエヴァートンと、勝ち点38で暫定3位のレスターの1戦です。
会場はエヴァートンのホーム、グディソンパーク
主審はマイク・ディーン
〇スタメン
エヴァートンは、前節のヴィラ戦が延期。その前のウルブズ戦からは3人のスタメン変更。デュクレがイエローの累積で出場停止。カルヴァート ルーイン、リチャルリソンがリーグ戦スタメン復帰。
OUT:デュクレ、イウォビ、シグルズソン
IN:ゴメス、リチャルリソン、カルヴァート ルーイン
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一方のレスターは、勝利した前回のチェルシー戦から1人の変更。ヴァーディーがヘルニアの治療で離脱。代わりはペレス。
OUT:ヴァーディー
IN:ペレス
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〇試合内容
・エヴァートンのボール保持
エヴァートンは相手の2トップに対して、SBやCHを使って3バックを形成するわけでもなく。最終ラインはGKを使ったり、中盤はハメスが降りてきてデイビスが真ん中の3センターを形成したりして、数的優位を作っていた。
先制点はそんな中盤の数的優位を活かしたプレス回避から。フリーで受けたゴメスが大きくサイドチェンジ。その折り返しを受けたハメスのアーリークロスは弾かれるが、そのこぼれ球をハメスが拾い、カットインして右足で放ったミドルがゴールネットを揺らした。
試合全体として、レスターがボールを持ってる事が長く、レスターの堅い守備にも阻まれ、決定機はほぼ作ることが出来なかった。
・レスターのボール保持
一方でレスターのボール保持は、CHの一人が降り、CBと3バックを形成。応じてSBが高い位置を取り、SHが中に移動していた。それに対して前半のエヴァートンは、CHが左に降りれば左のディニューが。右に降りれば右のリチャルリソンが対応。SBにボールが入った時は、SBがスライド対応していた。
このようにスライドして対応すると、SB-CB間に高さの差が生まれる。それを利用する動きが滅多にみられなかったのがこの日レスター。ヴァーディー不在で2トップが二人とも本職のCFでなく、そもそも最終ラインと駆け引きをする選手がいなかった。
後半になり、エヴァートンのアプローチが変わったことでレスターが押し込むよ展開に。
ウルブズ戦でもみられたSHが相手の大外の選手の高さに合わせるポジショニングに。RSHのリチャルリソンはそれをせずに、フォーメーションは5-3-2のようになっていた。
そうなれば、空いてくるのは2ボランチ周辺。今日のレスターはそこを使える選手がたくさんいた。マディソン、バーンズ、ペレス、途中から入ったウンデルも。ティーレマンスがその空いたスペースを使い得たコーナーキックから、67分にレスターが追いつく。ゴール前に人が集まってたとはいえ、これはピックフォードのエラーと言ってもいいだろう。
それ以降も、ほぼ変わらずレスターは攻め続け、前半は6本だったシュートが後半は13本となったが、勝ち越すことは出来ずに試合を終える。
〇終わりの一言
守りの目が裏目に出てしまい、リードを守り切れなかったエヴァートン。あのSHが大外の選手に合わせる守備や、2トップでもハメスの守備は気になるところ。守備だけでなく、ビルドアップも整備したいところであるが、これは何かが変わらない限り劇的な改善はないだろう。
追いついたがあと1点が取れなかったレスター。ヴァーディーは数週間不在ということなので、得点力不足にならないかは心配である。その中で注目なのが、この試合でも気を吐いていたバーンズ。恐らくヴァーディー不在のレスターでは、彼が一番のスコアラーであるので、ポジションも含め注目だ。
あざした!!!