悪魔の数字”6”枚目に気をつけろ!『ニムト』
こんにちは!きゃらべのあんどんです。
みなさんは「どんなゲームが好き?」と聞かれたらどうお答えしますか?
とても気になるので僕もよく聞いちゃうんですけど、あんまりふわっとした聞き方だから少々答えにくいところもありますよね。笑
僕はお絵描き以外のゲームはなんでもやりますが、特に好きなゲームを聞いていただいた時は「カードゲーム」と答えるようにしています。
今回ご紹介する『ニムト』は、そんな僕が「自分はカードゲームが好きなんだなぁ」と気づくきっかけにもなった思い出のゲームです。
盛り上がり必至!僕のイチオシなので、ぜひ遊んでみてください!
(あ、お絵描きゲームもいいよね!めちゃめちゃ苦手だけど楽しいです)
どんなゲーム?
プレイ人数:2~10人 プレイ時間:15~30分
『ニムト』は自分の順番が6枚目にならないように、手札を並べるカードゲームです。
手札からカードを1枚選んで、数字の小さい順に並べるだけ・・・なのですが、圧倒的なスリルと興奮!特に5人~8人くらいで遊ぶと、いっそう白熱してオススメです!
ゲームに使うのは1~104の数字だけ!数はちょっと大きいですが、数字がわかれば小さなお子様でも問題なく遊べます。
一緒に描かれているマークは牛です。かわいいというよりは、ツノがとんがった強そうないでたち。中には色のハデなカードもありますね・・・?
『ニムト』は、この牛たちを4つある列に上手に並べていこうねっていうゲームです。列が長くなりすぎてしまうと・・・牛たちが暴れてしまって一気に失点!最も失点が少なく上手に並べた人の勝利です!
暴れ牛の並べ方
ゲームの準備はこんな感じ。
プレイヤー全員に手札が10枚ずつ配られ、さらにそれとは別に、テーブルには4枚のカードが並びます。テーブルにあるカードは、後ろにカードを並べるための列になっています。カードを並べるための列が4つあって、数字はそれぞれの列の先頭の数字というわけですね。
プレイヤー全員が、手札から出したいカードを1枚選びます。このゲームは全員の手番が同時に進行するので、選んだカードはまだ見せないでくださいね!
全員のカードが出そろったら、いざ公開!一斉にオープンします。
さあ、カードが出そろいました!
いよいよ牛のカードが列に並んでいきます。
公開された牛のカードは、数字が小さい順に列に並びます。今回出された中で、一番小さかった数字は27なので、27から順に並んでいきます。
カードが並ぶ場所は、「自分の数字よりも小さくて、最も近い数字の後ろ」です。27は、27より小さくて27に最も近い数字、今回は19の後ろに並びますね。
27が並び終わったら、公開されたカードの中で次に小さい数字が同じルールで並びます。終わったら、次に、次に・・・と続いて、公開されたカードをすべて列に誘導します。
すると今回は、こうなりました!
うん、牛たちがきちんと並んでいますね。
では並び終えた状態から、2枚目に選ぶカードを決めます。
ですが、ここで重大なルールが・・・。
1列に並べる牛は5頭まで!
さあ、2回目の牛たちが公開されました!
並び方は同じように、小さい数字から順に、自分より小さくて最も近い数字の後ろに並んでいきます。
ですが、あまり長い列を作ってしまうと・・・?
ああっと!ルール通り並ぶべき場所に誘導された、6頭目の牛が現れてしまいました!
『ニムト』の牛たちは5頭までしか並べないので、6頭目が来ようとした列の牛たちは慌てて列を崩してしまいます!
列を崩した牛カードは、6頭目の牛カードを出したプレイヤーがすべて引き取り、失点カードとして持っておきます。
その後、6頭目となっていた牛カードを新たな1頭目として場に残します。
牛の列を乱してしまうパターンがもう1つ。
出したカードが、どの列の最後尾よりも小さかった場合です。
この場合はルール通りに並べる場所がありませんので、4列のうちのどこか1列を選んで並んでいる牛をすべて引き取ります。
引き取る列は自由に選んでかまいません。
引き取った牛は失点カードとして持っておき、出した牛カードを新たな1頭目として場に残します。
気になる失点数は、カード下部に描かれている牛マークの数!
1枚のカードでの失点数にバラツキがあり、色がハデなカードほど失点が大きくなります。なんと最大は「55」の1枚7点!
これを全員が手札をすべて使いきるまで繰り返し、失点数を数えます。一番失点の少ないプレイヤーが勝利です!
これを何ゲームか繰り返して、合計で66失点となったプレイヤーが出た時点で最終的な勝者を決めるのがオススメ!
列はいつもギュウギュウ!
『ニムト』の面白さは、なんといっても盤面の緊迫感!
う~~ん、どこを見ても牛がぎっちり。それでもカードは1枚選ばなきゃならない・・・!あなたはどのカードを選びますか?
減っても減っても牛がどんどん流れてきて、4つの列は永遠に窮屈に思えるでしょう。一方、手札は徐々に減っていって選択肢は狭くなり、こちらも窮屈!
これを10回たっぷり繰り返して、意外と助かったり、意外と死んだり、予定通り死んだりします。
互いが互いの思惑に翻弄されるスリルを目いっぱい楽しんでください!
おわりに
『ニムト』いかがでしたでしょうか?
ボードゲームを初めて遊ぶ方にもオススメできる、僕もお気に入りのゲームです!
余談ですが、実は僕がボードゲームを始めたてのころに一番遊んでいたのは『ドミニオン』というカードゲームで、複数のカード効果を組み合わせて新しく使うカードを増やしていく、『ニムト』に比べるといくらか複雑なゲームでした。
『ニムト』と『ドミニオン』は、どちらもカードゲームとは言っても全く違うものに感じていました。でも、どちらも僕には面白かった。
手札にあるものをどう扱うか?見えない情報をどう想像するか?
『ニムト』を遊ぶときに考えていたそんなことが、意外にも『ドミニオン』や他のカードゲームを遊ぶときとも似ていると気付いた時、自分が楽しいと思っていた「カードゲーム」というものは何か少し教えてもらえたような気がした、僕にとってはカードゲームの先生みたいなゲームです。
ちょっと真面目風なことを書いてしまいましたが、とはいえ『ニムト』のいいところは頭空っぽでも楽しいところ!
ずっと盛り上がって騒げるのが最高なので、ぜひ遊んでみて下さい!
このゲームはきゃらべでもお取り扱いがあります!
気になった方は以下のリンクよりお気軽にご注文ください!
最後まで読んでいただきありがとうございます!面白かった、これからも期待したいと思ってくださった方は、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、きゃらべの活動のために大切に使わせていただきます!