「犬派?猫派?」のファイナルアンサーは「どっちも可愛いわー」
山種美術館の特別展「犬派?猫派?ー俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃までー」に行ってきました。
期待して行ったところ、期待以上にたくさんの可愛いワンチャンネコチャン作品ばかりで。
図録買ってもよかったなあ。
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2024/dogcat.html
特に気になった作品の感想です(作品リスト順)。
そして作家名の読み方も、知っているものも含めて覚え書き。
そして、可愛いの種類分け。美術の知識なし、ただの大の猫好きの感想です。
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)『子犬図』……2種。手箕(てみ)の中に3匹ぎっしり。箒の横に控えめに1匹。掃除道具を可愛さを引き立たせる道具にしている。
長沢芦雪(ながさわろせつ)『菊花子犬図』……犬派代表としてポスターを飾っている9匹の子犬たち。犬団子。可愛いが過ぎる。
中村芳中(なかむらほうちゅう)『光琳画譜』乾……しろいぬとくろいぬ。丸い。紅白じゃなく黒白まんじゅう?ゆる可愛い。
川合玉堂(かわいぎょくどう)『狗子(くし)』(意味:いぬころ)……扇形の紙、額装が粋。必要最小限の線で描かれた子犬。シールにしたいくらい可愛い。
守屋多々志(もりやただし)『慶長使節支倉常長』……奥行きのある壮大な風景、構図が素晴らしい。二匹の犬のタイプが違いすぎてギャップ可愛い。
歌川国芳(うたがわくによし)作品多数……大の猫好きの国芳、夢の多頭飼いの国芳、猫に戒名を付けたという国芳。愛猫家の鑑の国芳が描く猫はもはや人、リアル可愛い
歌川広重(うたがわひろしげ)『浮世画譜』3編……24匹の猫。各々、これぞ猫!のポージング可愛い。
竹内栖鳳(たけうちせいほう)『班猫(はんびょう)』……猫派代表としてポスターを飾っている、毛づくろい中の猫。体躯のしなやかさと、妖艶で深みのあるエメラルドグリーンの瞳。沼可愛い。
このネコチャン、よその家の子だったのに頼み込んで貰い受けた……というエピソードにはちょっと引いた(可愛い猫に惹かれる気持ちはわかる、わかるけれどさあ)川合玉堂『猫』……犬だけでなく猫も!うちのねこと同じ茶トラ、「虎斑(とらふ)」の猫なんて可愛いに決まってる。
藤田嗣治(ふじたつぐはる)『Y夫人の肖像』……Y夫人と三匹の猫。猫トリオは皆シュッとしてパリの空気をまとっている。カッコ可愛い。Y夫人と言いつつ、場所は安田邸と書いてあったけどいいの?
速水御舟(はやみぎょしゅう)『翠苔緑芝(すいたいりょくし)』……エキゾチックな、一匹狼の風情もある一匹黒猫。二匹の白兎の様子をうかがっているのか?眼光強め可愛い。
山本丘人(やまもときゅうじん)『壁夢』……二人の女性と一匹の白猫。丸っこくて可愛いんだけど、よーく見ると目が笑ってない。よくよーく見ると、ただぼんやりしている目のようにも見える。何考えてるかわからない、コワ可愛い。作品名の読み方もわからない。
横山大観(よこやまたいかん)『木兎(みみずく)……第二会場に特集展示、キャッチコピー「トリ(最後)は花鳥画」、うまいこと言う。ふくろうとみみずくの違いはわからないから、調べようと思う。すごく好きでポストカード買いたかったけど、菓子切りとセットでしか売ってなかったので諦めた。
近代画の感想は省略。
山口晃作品は『新美の巨人たち』を観てからの方が、より楽しめそうです(視聴後鑑賞の友人談)
結論。
猫も犬も鳥も、みんな違ってみんな可愛い。どうぶつ画最高!
私が唯一怖かったのは、岩橋英遠『双狗』。『ハウルの動く城』にも出てくる長毛のモップ犬もこの犬種か。
ペキニーズと書いてあったので画像調べたら、本物はもっと怖かった……。『ふしぎの島のフローネ』のプチクスクス調べたときと同じくらいの衝撃でした。画像検索ご注意を……。
「犬派?猫派?」は7月7日(日)まで開催中です。どうぶつ好きの方は是非!
山種美術館公式Instagramで、多くの展示作品が観れます。
グッズも可愛いのたくさんありました。
悩みに悩んで、中村芳中の白黒まんじゅうわんこマステを買いました。
シールみたいに使うんだ‼︎
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