最近の記事

いてうた2022

おかげさまで射手座の短歌企画「いてうた」も今年で10年目を迎えました。 Twitterのタイムラインに投稿された、射手座生まれ29名による「数」がテーマの短歌69首をPDFにまとめました。 無数の星の中から拾い集めたような短歌をお楽しみください。

    • いてうた2021

      今年も射手座の季節となりました。射手座の短歌企画「いてうた2021」をお届けします。 9年目の今年のテーマは「時」。射手座生まれの20名の方からTwitterのタイムラインに57首の短歌が集まりました。すべての歌をまとめたフリーペーパー「いてうた2021」を配信します。 Aは全8頁が頁順に並んでいます。スマートフォン、PCで読むにはこちらが便利です。 BはA4用紙に両面印刷(短辺綴じ)していただき、表紙の面を外側にして半分に折るとA5判の見開き冊子になります。ご自分で印刷し

      • いてうた2020

        射手座の短歌企画「いてうた2020」が出来上がりました。 8年目を迎える「いてうた」、今年は24人の射手座生まれの方からタイムラインに78首の「色」をテーマにした短歌が集まりました。投稿されたすべての短歌をフリーペーパーにまとめました。 例年ネットプリントで配信しているのですが、今年はPDFでも公開します。 色とりどりの短歌をどうぞお楽しみください。 Aの「いてうた2020」は全8頁が頁順に並んでいます。スマートフォン、PCで読むにはこちらが便利です。 Bの「いてうた20

        • 梅雨明け

          「気象庁は今日、関東甲信越の梅雨が明けたと発表しました」  いつもの食堂でカレーを食べているとき、テレビの中のいつものキャスターが言った。画面を見なくてもあの派手な眼鏡のキャスターの声だとわかる。そしてその声が聞こえるということは昼休みがそろそろ終わるということだ。急いでカレーの残りをかき込んで六百円を払って食堂を出ると、店の中に押し戻されそうな強い陽射しに襲われた。店の中が薄暗かったせいで一瞬明るさに目がくらんだ。会社までは徒歩一分もかからないが、半分も歩かないうちに汗がふ

          アナザーピース

          満月の下に小さく立つ君よどうして君はそんなに蒼い 中庭のちいさな生けるリヤドロよ雨が降るから入っておいで 握らせた金平糖の数ほどに約束できる甘さと痛み ひらがなの名前とともに吐く息は汚(けが)れたものをゆるさない音 剃刀の切目のような唇が濁点のない世界へ招く 罪と知りながら摘みとる真っ白なつぼみのままの棘のない薔薇 この本の絵をごらんほら牡牛座だ痛くないいたくないいたくない さざなみのような肋(あばら)にキスをする怯えているのは私の方だ ただひとつ汚れた陰があ

          アナザーピース

          スウィートサイド

          午後四時の水飲み場から飛び出したとにかくきみは金色だった アーチェリー日本代表選手団合宿参加中わがキューピッド 苦しさをICカードにチャージして会うたびピッと減ればいいのに 目を閉じるあなたが見える目を開けるあなたはいない 証明終わり 放課後のげた箱はカレンダーみたい三月三日に手紙をいれる ひとつだけ聞きたいことがあるんです 月は、月はどんな感じですか この星の楕円軌道をぐるぐると回る衛星がきれいですね 落ち着いて驚かないで聞いてくれ実は前から君がすっすす 冬

          スウィートサイド

          まねして作ってみました。

          まねして作ってみました。