マスクケースとデザイナーの思い
IDOMALL(香川県三木町井戸)でカメラストラップやサコッシュを作っているFURIKAKEの得丸さん。KOTOMATHという職人たちのアライアンスのメンバーでもあります。
FURIKAKEのホームページ。きれいな配色のストラップやサコッシュが並んでいます。
知り合ったのは、たまたま高松の友人を訪ねたときにいらしたという偶然。
カメラは特に興味がない。。。というか興味を持つと沼にハマることが目に見えているので避けていたので、キレイなストラップだなと思いながら特にそれ以上のことはなかった。
Facebookはつながったので、活動をみながら、また香川に行きたいななんて思っていたら、このコロナ禍が始まり、それどころじゃない状況に。
そんな中、ふっと得丸さんがおしゃれなマスクケース(商品名は「マスクバインダー」ですが、わかりやすくマスクケースにします。)をFacebookにあげているのを発見。
マスクってダサいし、そもそも食事のときにテーブルに置くなら意味ないんじゃね?って思ってたけど、これだったら持ってもいいかなぁと。
とはいえ、IDO MALLでしか扱っておらずオンラインでも扱いがないので、直接得丸さんに連絡して「買うので、送ってー」とお願い。
渋谷のプラスワンというところでも扱いがあるらしいんだけど、当時は渋谷にいける雰囲気でもなかったので、送ってもらうことに。
基本デザインは3つあるんだけど、得丸さんが、マスクバインダー制作のきっかけと、デザインへの思いを教えてくれたので、記録に残しておきたいなって思った。
本人曰く、文章を書くのが苦手だそうなので、メッセンジャーのやりとりから勝手にまとめました(笑)。
きっかけはラーメン屋のカウンター
ラーメン大好き小池さん、、、じゃなかった得丸さん。
ラーメン屋のカウンターに座ったときのこと。
「マスクそのまま外して置いてた人が多くて経路不明の感染ってこういう油断からじゃないかなと思ったのが制作のきっかけです。」
こうして試行錯誤した結果3つの柄が出来上がりました。
金運が上がる七宝
「七宝柄はよく蔵なんかのなまこ壁に使われている模様です。
七宝(しっぽう)柄の意味とは 円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄に、円満、調和、ご縁などの願いが込められた縁起の良い柄です。 また人の御縁や繋がりは、七宝と同等の価値がある事を示している柄でもあります。
とあるように、縁で繋がっていけばどんどんと繁盛するやもとデザインしてます。あと金運が上がるそうですwww」
この一言で僕は迷うことなく七宝を使うことにしました(笑)
「和柄なんですが、どこかポップでもある柄なんで、サコッシュにも使ってます。
また、プレゼントするとき、やっぱり大事な人を思って渡してくれそうかなと考えてたのもこの模様を使おうと思ったきっかけです。」
大事な人にプレゼント。ええはなしやわー。カットしよう。
するコトできマスのマス柄
「マス柄はうちのロゴからとっています。
店の名前、KOTOMATHは、するコトできマスからきています
実はKOTOMATHはアライアンス名でして、中には色んな職人が参加しています。
其々がお店してたり、工場の一部をワークショップ用に提供したり、宿の1Fスペースをイベント会場にしたりして、各所に名前を使ってくれてます。時には屋台を作ったり、茶器を作ったりして総動員で作品を売ったりもしています。」
マレーシアのバスで見上げた天井
「あと一つの柄はマレーシアでバス乗った時に見上げた天井の柄です。
でも、衝撃的で、いつか何かに使おうと思った柄でした。
疲れ目でみると奥行きがあって楽しくなるサイケデリックな模様です。」
疲れ目にはあの目薬ですね。「キタ―――(゚∀゚)―――― !!」
送ってもらったマスクケース、東京でも結構売れるんじゃないかなと、お世話になっている方や、友人とか彼女にあげたところとっても好評。
男子はやっぱり七宝、女子はマレーシアが人気。
結構売れるんじゃないかなと思って知り合いのギャラリーに頼んで置いてもらったところ、結構いい感じで売れてます。
銀座のビルの屋上階にあるギャラリー。9月は木のバッグの展示もしています。
試行錯誤の末にたどり着いたモビロンバンド
ゴムの色は白のモビロンバンドなんだけど、色を変えたら楽しいのにという意見が多くて得丸さんに提案しました。
そしたら、最初は色んなカラーのシリコンバンドで作ったそうです。
初期のサンプル。カラフルできれいに見えるけど、、、
ただ、このゴム非常に切れやすくて、商品として成り立たなかったそうです。その中で行き着いたのがモビロンバンド。
僕も持ってるけどたしかに強力。しかも安い。
残念ながらモビロンバンドは白・黒・青しかなく、オリジナルカラーを作ると20kgが最低ロットとのこと。
モビロンバンドが20kgなんて恐ろしい量です。
一人でも感染者が少なくなるように
KOTOMATHのみなさんは、このマスクバインダーが広まって、一人でも多くの感染者が少なくなることを願っています。
最近は、いくつかマスクカバーも発売されてきたので、マスクカバーがひとつのアクセサリーとして定着するといいなと思っています。
僕もまだ、いくつか予備を持っているので、運よく僕と出会うとゲットできるかもしれません。
使うとこんな感じ
オリジナルデザインのノベルティにも