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初めての挑戦。

音楽の先生をやっていてたまに困るのが、普通の人よりもディズニーに疎い、ということだ。
たぶん、かなり。

さすがに先生なので、有名な曲くらいは知ってはいたり、演奏したりしたことはあっても、ストーリーは?どんな場面の曲?と言われると困ってしまう。

別に毛嫌いして見てないわけでもないし、数少ないいくつか見覚えのある作品も良く出来てるなあ、くらいの感想は持つので、単に見ればいいだけなんだけど。

そんな自分が、ひょんな理由からミュージカルのアレンジをすることになった。
しかもBGMは全部オリジナルの書き下ろし。

ノリで引き受けたものの、まずミュージカルってなんだ?となる。
そりゃそうだ。ディズニーですらそんなに見てないんだから。

クラシック系の専攻だったのでオペラ・オペレッタの方がまだ馴染みあるけど、それよりはガーシュウィン、バーンスタインの方だよね、きっと。

ということで今更ながら、劇団四季のライオンキングを生まれて初めて見た。
最初はチケット高いなー、と思っていたけど、それも納得のスケールだった。
確かにこれはきちんと生で見るべきものだ。
そしてあれだけのキャストがいるからこそ、出る迫力がある。

あと、レ・ミゼラブルの映画を借りたDVDで見る。
また違う次元のスケール感。
よくこんなにたくさん歌を盛り込めたな…とこちらも感服。

どちらも一度見ただけなので細部は覚えてないんだけど、それでミュージカルが何なのか、のイメージは段違いに強くなった。

そのお陰で、なんとか1ヶ月16曲の納期を乗り切ることができた。
苦しい場面もあったけど、基本的には筆が乗る、というか、イメージがぽんぽん出てきてくれたので非常に助かった。

アレンジの面白さを再発見できた体験でもあった。
いろんなジャンルの音楽をちょっとずつ作るのはとても楽しいし、勉強になる。

またやろう。

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