分からなかった部分の確認
「アスペルガー」やら「大人の発達障害」やら、聞きなれない言葉がヒットしてから、このことばかり調べた。
調べれば調べるほど、Pの事を書いてるんじゃないかと思った。
ググッた中のアスペルガーの特徴で
「強いこだわり」というのがあったが
Pはなにかに固執しているものもないように思った。
マラソンは早いけど、別に強いこだわりを持っているものでもない
服装も、昭和か平成初頭のようなセンスだし
いつも同じような感じだ。
Pのこだわりってなんだろうと考えていたら
休憩に戻ってきた職人がこう切り出した
「ちょっと聞いてよ!」
「小銭が無いから120円貸して」
って言ったらPに
「絶対ダメです!こればかりは、先輩でも貸せません!もう勘弁してください!」
めちゃくちゃ攻撃されたらしい。
たかがジュース代。
最初の記事にも書いたが
うちの職場の職人は優しい。
ジュース1本も後輩に金を払わせない。
Pだって、今までに幾度となく
先輩に奢って貰ってるはずだ。
出張の時も飯代も同じく。
それが120円借してって言っただけで
ここまで否定されるとは思ってなかったらしい。
続けて、Pと同期入社の者
Pの後輩たちも続く。
ご飯や飲みに誘っても絶対来ない。
今まで1回もジュース奢ってもらったことがない。
更には、ジュースを買ってる姿を見たことがない。
金か?
金に執着があるのか?
みんなが仕事に戻ったあと、Pを呼び出しで、いくつか質問してみた。
俺「貯金貯まったか?」
P「えぇ、それなりに。」
俺「いくらくらい貯まった?」
P「そういう質問はやめてください!」
俺「いやいやいや、よこせとかそういうんじゃないよ。ちゃんと管理できてるのかなと思ってさ!」
俺「Pもさ、先輩からジュースとかメシ奢って貰ってるじゃん。Pは後輩に奢ったりしないの?」
P「しませんよ!ジュースくらい自分で買えば良いし、水筒に水入れておけば買わなくて済むし。お互い収入があるから人に買ってあげる意味が分かりません。」
俺「…」
……
俺「今まで、沢山奢ってもらってるけど、それはどう思うの?」
P「ありがたいなと思います。でも、飲みたくない時にも買ってくれるんですよ。」
俺「……」
他にも少しだけ話したけど、この時のPの口調はとても攻撃的だった。
これで、Pのこだわりの部分
ネットにあったアスペルガーの説明の
「好きな事をしている時に邪魔をされたりすると激高する。とにかく邪魔や干渉をされたくない」
の部分がお金であると思った。