【FX】チャートパターンの高値と安値の判断方法は?
FXトレードの基本として、チャートの高値と安値を判断することは大事なことです。たとえばチャートパターンを分析する時には、高値と安値がその判断の基準になるからです。
もちろん1本の足における高値と安値はすぐにわかります。では複数の足で形成されたチャートの高値と安値はどこなのでしょうか。
これはドル円の2024年11月29日の1時間足です。チャートには自動的に高値と安値が記載されています。
こちらは10分足になります。
さらに5分足です。同じ時間帯でも時間軸を変えると当然ながら粒度が変わります。
さて、ここで5分足をチェックしてみます。次のように推移していることがわかります。
【①】
安値:149.924
高値:150.366
安値:149.829
高値:150.261
高値も安値も切り下げており、典型的な下げ相場であることがわかります。さて、続きをみてみましょう。
【②】
安値:149.872
高値:150.534
高値を更新していることから、ここで下げ相場が終わったことがわかります。
さらに続けてみてみます。
【③】
安値:149.466
高値:149.697
安値:149.474
高値:149.756(画像では見切れています)
これだけを見ると高値も安値も切り上げているので、上げ相場であると判断できます。
しかしここで、おかしな点があることに気づきます。
①から②への転換は明らかに高値を更新しているのでわかります。では②と③の流れはどうでしょうか。
②の安値を③の安値は下回っています。つまり、高値と安値がともに切り上げているわけではありません。
つまり②と③の動きは連動していない、ということになります。
では、②から③にかけては下げと判断するのでしょうか。それでは③の最初の高値は、どの高値を更新しているのでしょうか。
つまりこのチャートで自動的に表示される高値と安値をそのまま信じてよいのかどうか、という疑問が生じることになります。
では実際にこのチャートで、高値と安値をどのように判断すればよいのでしょうか。
以下に私なりの解釈を説明します。
当たり外れに依存しないFXトレード技術の普及に使わせていただきます。