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両建てのトレードを成功させる考え方:流れを見極め利益を最大化する

はじめに:両建てはリスクかそれとも戦略か?

FXトレードでは、両建ての状態に陥ることがあります。このとき、どちらのポジションが本来の狙い(本玉)で、どちらがヘッジの役割(つなぎ玉)なのかは、すぐには判断できないこともあります。

焦って決済すると、適切な処理ができず、損失を拡大させる可能性があります。しかし、うまく活用すれば、利益を確保しつつ損失を抑えることも可能です。本コラムでは、両建てを有効活用するための考え方を整理し、「利益を圧縮せずに決済する方法」について解説します。

両建ての本質を理解する——損失ではなく戦略の一環

✅ 両建てが発生する主な状況

  • 予想した方向と逆に相場が動いたため、リスクを抑える目的でヘッジを入れた

  • 一時的なノイズを回避し、相場の流れが明確になるまで時間を稼ぎたい

  • 方向性が不透明なときに、より有利なポジションを見極めるための手段として活用

両建ては、「誤ったエントリーの結果」ではなく、「柔軟な対応手段」として利用できます。しかし、最も重要なのは、最終的にどのように両建てを解消し、利益を最大化するかという点です。

両建てを活かすには「どちらを残すべきか?」を冷静に判断する

両建てを解消する際、どちらのポジションを決済するかの判断を誤ると、利益を圧縮する原因になります。

⭕ 適切な判断基準

  • 市場の流れを読む:相場のトレンドを改めて分析し、本来の方向を見極める

  • 利益の圧縮を防ぐ:決済後の残高を計算し、十分な利益を確保できるかを確認する

  • リスク管理を徹底する:損切りのタイミングを明確にし、大きな損失を回避する

例えば、価格が上昇している場合はショート(売り)ポジションを決済し、ロング(買い)を伸ばすことで、より大きな利益を狙えます。逆に、価格が下降しているなら、ロングを決済し、ショートを維持するのが合理的です。

❌ 避けるべき判断

  • 「とりあえず損が少ない方を決済する」

  • 「直感でどちらかを決済する」

  • 「両方同時に決済してしまう」

このような対応をすると、トレードの成果が「損切りの積み重ね」になってしまいます。

 片方のポジションが利確できた後の対応——利益を守りながらリスクを管理する

両建ての一方を決済した後、残ったポジションの扱いが重要になります。このとき、適切な対応をしないと、せっかくの利益を失う可能性があります。

✅ 成功するためのポイント

  • 確保した利益を圧縮しない
    → トレーリングストップを活用し、利益を確保しながらさらなる値動きを狙う。

  • ポジションを持ち続けるか再検討する
    → トレンドが継続する場合は、残ったポジションを伸ばす選択肢も検討。逆に、相場が不安定なら早めに手仕舞いする。

⭕ 良い決済の判断基準

  • 利確後もトレンドが続くなら、残ったポジションを適切に管理しながら伸ばす

  • 相場の動きが不安定なら、確保した利益を守るために早めに決済する

  • サポート・レジスタンスなどの節目を考慮し、適切な決済ポイントを設定する

❌ 悪い決済の判断

  • 「とりあえず決済」と安易に判断する

  • 「せっかくのポジションだから」と、トレンドに逆らって保有し続ける

  • 「また戻るかも」と期待し、損失を拡大させる

このように、両建てを活用するには、「どのポジションを残し、どう決済するか」が重要になります。

両建てを使いこなすための思考習慣

両建てを戦略として活用するためには、日々のトレードで以下のような思考習慣を身につけることが重要です。

✅ 両建てを活かすための思考法

  • エントリーの根拠を常に再確認する
    → 価格の変動に対して、エントリーした理由を振り返る習慣をつける。

  • 市場の流れを見極める力を磨く
    → トレンド分析やサポート・レジスタンスの確認を習慣化する。

  • リスク管理を最優先に考える
    → 利益よりも、まずはリスクをコントロールする意識を持つ。

  • 感情的な決済をしない
    → ルールに従い、冷静に判断することを徹底する。

このような考え方を習慣化することで、両建てを単なる「損切りの先延ばし」ではなく、「利益を最大化するための手段」として活用できます。

両建てのトレードを成功させるために

✅ 両建てを活用するためのポイント

  • 両建ての本質を理解する

  • どちらのポジションを残すべきか慎重に判断する

  • 利確後の対応を明確にする

  • 感情に流されず、論理的に決済する

このような思考を習慣化することで、両建ては単なる「リスク回避策」ではなく、「利益を最大化する戦略」として機能します。

おわりに:両建てを味方につける

両建ては適切に活用すれば、損失を抑えつつ利益を伸ばす有効な手法になります。

重要なのは焦らずに市場の流れを見極め、明確な根拠に基づいて決済することです。ルールに従い、冷静に判断することで、両建てを有効に活用し、より安定したトレードを実現できるでしょう。

両建てを使ったトレード例

FXの両建てトレードを検討している方は参考にしてください。

使用しているFXトレードマニュアル

このnoteで紹介しているトレードはこちらのFXトレードマニュアルで運用しています⬇️

2025年1月からのパフォーマンスは次のようになっています。トレード回数の多さに注目してください。試行回数が多くなるほど、その取引データ(期待値)がトータル損益にそのまま反映されることになるからです。

このFXトレードマニュアルの実践成績

今年になってからの上記FXトレードマニュアルでの運用実績です。総獲得pips数は「利幅×ロット数」の損失と利益の合計数です。

たとえば1ロットで-10pips、2ロットで+8pipsであれば、「-10×1+8×2=6(pips)」と計算しています。1単位が10,000通貨であればドル円の場合、0.06×10,000=600(円)の利益であることがわかります。

通貨ペア

2025年 1月〜2月
トレード回数:97回

平均ロット数:1.21
平均獲得pips数:8.10pips
総獲得pips数:785.42pips

※ ロット数は最初のエントリーを1とする

ゴールド

2025年 1月〜2月
トレード回数:87回

平均ロット数:2.05
平均獲得pips数:14.39pips
総獲得pips数:1,251.60pips

※ ロット数は最初のエントリーを1とする

今週の成績は次のとおりです。

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こちらもご覧ください。


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