リスクリワードの重要性と裁量決済の影響：安定した利益を守るために知っておくべきポイント
今回はリスクリワードについての話をします。
リスクリワードはポジションを建てた時の利幅と損切り値幅の割合のことです。
たとえば利幅を50pips、損切り値幅を25pipsに設定した場合、リスク「1」に対して利益が「2」なので、リスクリワードは「2倍」となります。
この場合、全トレード数において2回の損切りに対して1回を超える利確となれば期待値はプラスになり、資金は増え続けることが期待できます。
もちろんロット数を適切に調節することと、連敗が続いた時のドローダウンに耐えられるような資金管理は必要です。
勝率は事前にコントロールできないので、それまでのトレード実績によるデータから導き出します。
その勝率が期待できる中で一定のリスクリワードでのトレードルールがが確立できれば、資金は増え続けることになります。
さて、ポジションを建ててわずかに含み益となっている時、どうにも動きが鈍いので予定していた利幅に達する前に利確決済するとします。
このような裁量で決済してもよいのかどうか、という疑問が生じます。
というのも勝率とリスク・リワードがほぼ安定した状態であればよいのですが、本来は「2」の利幅が得られる場面でそれに満たない利幅で決済すると、バランスが崩れることになります。
このような裁量での決済は「たまに」であれば問題ありませんが、頻繁に行うとリスクリワード比率が崩れる可能性があるので、注意が必要です。
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