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「マーチンゲール法」の落とし穴:FXで勝てない原因と資金管理の重要性

FXで勝てないと悩むトレーダーの方で、マーチンゲール法という手法に興味を持つ人はいませんか?マーチンゲール法は、負けが続いた後に勝てばトータルでプラスになるように設計された手法で、短期的な利益を狙う際に魅力的だと感じるかもしれません。しかしこのマーチンゲール法は、FXで勝てない原因のひとつとなり得ます。

このコラムではFXトレードでのマーチンゲール法を使う手法の特徴となぜ勝てないのか、そして資金管理の観点から見たマーチンゲール法の問題点を徹底解説します。また、マーチンゲール法に代わるリスク管理の手法や、勝率を高めるためのトレードスキル向上法も紹介しますので、最後までご覧ください。


マーチンゲール法を使う手法の特徴

マーチンゲール法を使うFXトレーダーの多くは、短期的な利益を狙い、負けが続いても最終的には勝ちたいと考えています。マーチンゲール法は、まさにそのようなニーズに合うように設計されたトレード手法です。

マーチンゲール法の基本的なルールは、負けが続いた後に勝てばトータルでプラスになるように、倍々でロット数を増やしていくことです。例えば、1ロット負ければ2ロット、2ロット負ければ4ロットと倍々でロット数を増やし、勝った際に利益を出します。

この手法の特徴は、短期的に見れば利益を出す可能性が高いことです。例えば、10回のトレードのうち、9回負けても、1回勝てばトータルでプラスになる可能性があります。この特徴が、勝てないトレーダーにとって魅力的に映るのです。

また、マーチンゲール法は、勝率が50%以上であれば理論上は確実に勝てるとも言われています。コインを投げて表が出る確率は50%なので、マーチンゲール法を使えば、コイン投げで負けが続いても最終的には勝てるのではないかと考える人もいるでしょう。

なぜマーチンゲール法では勝てないのか

しかし、マーチンゲール法では勝てないのが現実です。その理由は、以下の2点が挙げられます。

損失額が膨らむ

マーチンゲール法では、負けが続くほど損失額が膨らんでいきます。例えば、1ロット負けると2ロットでトレードし、また負けると4ロットでトレードします。このように、負けが続くほどトレードに投入する金額が増えていくため、損失額が膨らんでいくのです。

例えば、1ロット1万円のトレードで9回連続で負けると、トータルの損失額は51.2万円にもなります。このように、マーチンゲール法では、負けが続くほど損失額が雪だるま式に膨らんでいくのです。

勝率100%はあり得ない

マーチンゲール法では、勝率が50%以上であれば勝てると言われていますが、現実には勝率100%を達成することはあり得ません。どんなに優れたトレーダーでも、勝率は60%~70%が限界でしょう。

勝率100%が難しい理由は、FX市場が常に動いているからです。FX市場は24時間取引されており、さまざまな経済指標やニュースに影響を受けます。そのため、確実に勝てるタイミングを捉えることは非常に難しく、勝率100%を達成するのはほぼ不可能なのです。

資金管理の観点から見たマーチンゲール法の問題点

マーチンゲール法では、資金管理の観点からも問題があります。適切な資金管理とは、1回のトレードで失っても良い金額(リスク許容額)を決め、その範囲内でトレードをすることです。しかし、マーチンゲール法では、負けが続くほどトレードに投入する金額が増えていくため、リスク許容額を守ることができません。

例えば、リスク許容額を1回のトレードにつき1万円と決めていても、マーチンゲール法では9回目のトレードで4,096ロット、金額にすると4,096万円のトレードをしなければなりません。この金額は、ほとんどのトレーダーのリスク許容額を超えているでしょう。

このように、マーチンゲール法では、資金管理の基本であるリスク許容額を守ることができず、想定以上の損失を招く可能性が高いのです。

マーチンゲール法に代わるリスク管理の手法

マーチンゲール法は、短期的に見れば利益を出す可能性がありますが、長期的に見れば資金がいくらあっても足りなくなります。それでは、マーチンゲール法に代わるリスク管理の手法にはどのようなものがあるのでしょうか?

ポジションサイジング

ポジションサイジングとは、1回のトレードに投入する金額を調整するリスク管理の手法です。ポジションサイジングでは、勝率やリスクリワード比(リスクに対するリターンの比率)を考慮して、1回のトレードに投入する金額を決めます。

例えば、勝率が60%でリスクリワード比が1:2のトレードであれば、勝った際に得られる利益が負けた際に失う金額の2倍になるので、勝率を考慮するとトータルでプラスになる可能性が高まります。この場合、1回のトレードに投入する金額は、リスク許容額の20%~30%程度が適切でしょう。

ストップロス注文

ストップロス注文とは、あらかじめ決めておいた価格で自動的にポジションをクローズする注文のことです。ストップロス注文を設定することで、損失が想定以上に膨らむことを防ぐことができます。

例えば、1回のトレードで最大2%の損失と決めておけば、100万円の資産でトレードをする場合、2万円の損失が出た時点でポジションが自動的にクローズされます。これにより、損失額を限定し、想定以上の損失を招くことを防ぐことができるのです。

勝率を高めるためのトレードスキル向上法

マーチンゲール法では、勝率が50%以上であれば勝てると言われていますが、勝率を高めるためのトレードスキルを身につけることも大切です。トレードスキルを向上させることで、マーチンゲール法に頼らずとも勝てるトレーダーになることができるでしょう。

テクニカル分析の習得

テクニカル分析とは、過去のチャートの動きから将来の値動きを予測する手法です。さまざまなテクニカル指標やチャートパターンを使って、エントリーポイントやエグジットポイントを決めることができます。

例えば、移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標を使えば、トレンドの方向性や過熱感を把握することができます。これらのテクニカル分析を習得することで、勝率の高いトレードができるようになるでしょう。

ファンダメンタルズ分析の理解

ファンダメンタルズ分析とは、経済指標や金利、政治情勢などの基礎的要因から為替レートの動きを予測する手法です。ファンダメンタルズ分析を理解することで、中長期的な為替レートの動きを予測し、勝率の高いトレードができるようになります。

例えば、米国の金利が上昇すると、ドルが買われやすくなる傾向があります。このように、ファンダメンタルズ分析を理解することで、為替レートの動きを予測し、勝率の高いトレードができるようになるでしょう。

FXで勝てるトレーダーになるために

FXで勝てないと悩むトレーダーの中には、マーチンゲール法に惹かれる人も少なくないでしょう。しかし、マーチンゲール法は、短期的に見れば利益を出す可能性がありますが、長期的に見れば資金がいくらあっても足りなくなります。

FXで勝てるトレーダーになるためには、マーチンゲール法のようなリスクの高い手法に頼るのではなく、ポジションサイジングやストップロス注文などの適切なリスク管理を行うことが大切です。また、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を習得し、勝率の高いトレードを目指すことも忘れないでください。

このコラムが、FXで勝てないと悩むトレーダーのマーチンゲール法に対する理解を深め、適切なリスク管理とトレードスキル向上の重要性を知るきっかけとなれば幸いです。ぜひ、このコラムで学んだことを実践し、FXで勝ち続けるトレーダーを目指してください。

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