Capote

音楽制作をメインに活動している Capote(カポテ)。 note では、旅行記がメイン。 国内外、ふらふらと旅行します。 生活 / 料理 / 動植物

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最近の記事

魚もアンダギーも毎日のように揚げて暮らした(沖縄本島)

2019年の沖縄本島、 5日間の旅記です。 本島から出られない旅。 この時、ゴールデンウィークだったからです。 長期休みの時期の本島から離島への移動は、値段も空席ゲットもハードルが高いから。本島でゆっくり遊ぶのがキーになる。 なんとか本島へは着いたものの、お金の余裕がぜんぜんがない。(当時は今よりもずっと貧困にあえいでいたため。) しかも、沖縄初上陸だったので、予備知識はなかったし、穴場を知ってる…とかではまったくない。 ホテル。 この旅はホテルがもっとも重要でした。

    • ウブドでガジェットを撫でる風(バリ島)

      インドネシア、デンパサール地区。 バリ島はいくつかの地域に分かれている。 わたしが訪れたのは、山奥のウブドと、天国のような海辺サヌールだけど、約10日間の旅で、主にジャングルみたいなウブドにばかりいた。 なぜそこに留まることに決めたのかというと、バリ島の中でも最も開発が進んでいないであろう地域であると予想したため。 元々密林やジャングルに憧れがあったから、多少観光地化されているとはいえ、この前までトラがいたような、鬱蒼とした山奥を選んだ。わたしはアジアの熱帯が好き。 しか

      • SFシティの情景描写(ドバイ)

        空港のホテル、ドバイの夜。 一晩だけ過ごした日の話。 ドバイっていうのは度を超えて人工的なシティだなと、空港のホテルで考えていた。 飛行機から見えた目下の街は、どこよりも機械的な模様で住宅を並べていた。 放射状に、等間隔に、同じような四角が羅列されている。そうかと思えば砂漠に囲まれたSFっぽい建築物、尖ったビル群、また住宅街。 朝靄は紫色に煙って、大きな男たちが大きめの声で話しながらわたしを通り越す。 (ドバイのことは今も詳しくないままなので、これらの情景描写はわたし

        • コートダジュールで魔法が解けた(ニース)

          南仏…フランスの海、フランスの田舎、南フランス… コートダジュール、プロヴァンス、バカンス、玉砂利のヌーディストビーチ、アンリ・マティスにフランソワーズ・サガン…… なんとなく南仏にあこがれていて、ニースに行ったら人生が変わる気がしていた。人生を変えてしまうのが怖かったので、22歳になるまで「旅行しにいこう」とすら思わなかったのですが。南仏の、けだるい午後、海上がりの冷たい朝、生ぬるく乾燥した午後、ぱさぱさしたパンと重たいワイン、白いホテルの四角い窓から吹く海風、風が揺らす

          夢かと思ったら水の都だった(ベネチア)

          カポテのツイッターアカウントのほうでも何度かお話してる、 イタリアの島、ベネチアの話。 2013年2月。 島全域を襲う水害は今よりずっとマシで、それ以外は何もかも、今と変わっていないであろう冬のベネチア。運よく訪れて確信したのだけれど、ベネチアには『夢を見続けるパワー』がある。ディズニーランドよりも年季の入ったやつがある。そしてベネチアの住民はみんな、そのことを誇りに思っている。 ベネチアは『人々が作りあげた夢の中で時間が止まった島』なのだ。 商人の国として栄え、軍事国

          夢かと思ったら水の都だった(ベネチア)