「愛すべき人間わーるど」交流分析で観てみると・・・
人間は、本当におもしろい!
観察すれば、不思議なことや気づくことがいっぱいある・・・
愛すべき、人間たちのお話をしよう。
交流分析で観てみると・・・
友人が開催する1dayコミュニケーションセミナーに参加したときのこと。
場所は、神戸駅近くの産業振興センター。
行ってみると男性は僕一人。
黒一点といった感じ?
TA(交流分析)と心理学を中心に自分を知り、相手を知るという内容だった。
人との関わり方の癖やパターン、反応などがわかるもの。
とても勉強になったし、いろいろと気づくことがあるなぁって思ったりしました。
その日のお昼、ご飯を食べて帰ってきたときのこと。
エレベータに乗って6階に向かっていると、3階で止まった。
すると一人の60代くらいのおじさんが乗ってきた。
一言、「このエレベータ、下行きますか?」
「いえ、上に行きますけど・・・」
「ありゃありゃ・・・」と降りていった・・・
扉が閉まってから僕が一言。
「乗ってから聞くか~。」
すると、友人から「今、CPが出た!」
CP(クリティカルペアレント)というのは、交流分析の中の“自分の中の5人の家族”の一人で、お父さんのような厳しい批判的な親の意識というもの。
そう、批判的な“親”の意識が出ていたんですね!
ちなみに他にはNP(ナーサリングペアレント・養育的な親=やさしいお母さん)、A(アダルト・現実的論理的な分析=知的なお兄ちゃん)、AC(アダプテッドチャイルド・従順な子供=控えめでおとなしいお姉ちゃん)、FC(フリーチャイルド・自由な子供=やんちゃで自由なおとうとくん)があって、この五人の意識が人の中に存在していて、その時その時でどれかが出てきているというもの。
適切な突っ込みをありがとう!
帰りの電車の中。
高齢のおばあちゃんを連れたおじさんおばさんが乗ってきた。
補助シートに座る若者が席を開けて、「どうぞ!」
いいシーンですねー!
するとそのおじさん、その若者に3回、「どうもすいません。ほんま、どうもすいません。どうもすいません。」
いやぁ、そこまでしつこく言われるとなぁ・・・・
案の定、その若者は困惑した顔をしていました・・・
これは、ACなのかもしれないし、NPもあるかもしれないなぁ。
そして、途中で乗り換えるため、出口に向かうと僕らの前にその親子が。
プシュー!
扉が開きました。すると高齢のおばあちゃんがゆっくりと降りていきます。
その後ろについているおじさんが、後ろの僕らに向かって、
「どうもすいません。どうもすいません。どうもすいません。」
やっぱり三回いいました。
いやぁ、そこまで言われるとなんか恐縮だなぁ。
すごく丁寧なおじさんなんでしょうが、ものには限度があるんだなぁと実感しました。