29通目 JCは何に役立つか (2)
前回の続きです。
前回は自分にとって役立っていることについて書きましたが、今回は社会・地域にとって役に立つことについての記事となります。
【社会・地域にとって役に立つこと】
3つ挙げていきます。
若者という言葉を使っていますが、まずその言葉について先に考えを伝えます。読み進めていくにあたり、前提条件となるためです。
若者という言葉を聞いて、皆さんは何歳くらいを思い浮かべますか?
20歳くらいでしょうか。
私も何も言われなければ、そのくらいの歳の方をイメージします。
ですが大切なのは『集団における相対的な若者』ということがあることです。
例えば、平均年齢68歳の農業における50歳は若者。
平均年齢45歳の会社における30歳の中途入社は若者。
自治会長会議 平均年齢60歳における35歳は若者。(体験談)
これらのように、母集団における若い人のことも若者として考えられます。
①若者への機会提供
まずこれは個人的には最重要だと考えている価値です。
JCI Missionの中では、『青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的な活動ができる機会を提供する』
ということがうたわれています。
青年会議所としては、次世代の人材(10代など)を育てていくこと、機会を提供することが使命です。そして、その機会を提供することで会員(20歳から40歳)も青年・若者という立場で、成長していく機会がある。
昨年、理事長という立場を経験させていただく中で、強く意識することになった価値であり、成功も失敗も経験という価値という意味で、団体や仕組みとしてよくできているなと感じております。
②アクティブシティズン
アクティブシティズンとは、能動的な市民という意味です。
自分が考えるフレーズでは、『自ら考え、行動する人材』です。
特に住んでいるのが、都市圏ではなく地方だからということはありますが、地域貢献活動を継続的に行う人というのは、残念ながらほとんどいません。
いやそれは、表現が言い過ぎかもしれません。60代以上の年配者の方が行っていることはお見掛けすることがあります。
しかし、20代から50代くらいは少ないと感じます。これは働き世代であり、時間を割く余力がないからという理由に集約されると思います。
また、認知団体などの活動も散見されますが、活動を継続していくことは大変な労力があり、フェードダウンしていくこともあるように思えます。
ですので、このような青年会議所という仕組みで、活動すること、活動することで人材を育成していくことには、価値があるとのではないでしょうか。
③若者としての発言権
これは特に相対的な若者という立場での話ですが、ありがたいことに団体としては各種会議などに役員として名を連ねており、地域で一定の発言権があります。
会議ですので、波風立てないようにと考えれば、何も発言しないことが善なのでしょうが、一方で、地域を少しでも良くしたいという考えにのっとり行動すれば、そのような機会で発言や提案することもできます。
そのような際には、個人的には『正論だが、相手の労力を考えない』発言や提案はできるだけ避けるようにして、逆の立場、例えば行政の立場であればこのように考えるだろうということも意識して発言してきたつもりです。
やはり地域の物事について年配の方だけでが決める構造になっていることは、あまりよくないことだと考えていますので、少しでも地域がよくなることの立場、発言権があることはありがたいです。これに関してはJCだけでなく、女性や学生など多くの立場の方の意見があり、検討されるべきだと思います。
このあたりについては、また記事にしていきます。
1記事目から長くなってしまいました。
読みやすい文章量はどれくらいなのでしょうね。
ではまた。
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