きゃぱすの夜カフェ「で、居場所ってなに?」(4/17)
茨木市市民活動センターきゃぱすでは、毎月「夜カフェ」を開催しています。
毎回テーマを設定して、集まった人で自由に話をするもの。ときにはゲストをお招きして、テーマに関連した話題を提供してもらっています。
4月は「で、居場所ってなに?」というテーマで開催。
「居場所」「サードプレイス」などの言葉を耳にする機会も増えていますが、そもそも「居場所ってなんだろう」と、互いの考えを聞きあいました。
ゲストは、茨木市内で学生や若者を中心に「いてもいいよ」という場所を作り、シェアハウスも運営している、うちラボ代表・木曽稔之さん。
ご自身の活動や経験を紹介しながら、居場所にも種類があるよね、と参加者へボールを投げてくださいました。
「居場所」という言葉から、ある人は空間をイメージするかもしれませんし、心地いい誰かを思い浮かべたり、時間の過ごし方を想像する人もいるかもしれません。
木曽さんの話を聴いたあと、グループにわかれて3つのテーマについて自由に話をしていきました。
参加者は15名ほど。
1つのテーマが終わるごとに、席もシャッフルして、いろんな人と顔を合わせて話をしてもらうようにしています。
テーブルの上には、お菓子。
3月に実施した「死生観カフェ」で、場を作るときにちょっとつまむものがあるといいよ、と教えていただいたので、4月からはお菓子を出すことにしています♪
5,6人ごとでのグループワークは、かなり盛り上がっていて、あっという間に時間が経っていました。
夜カフェでのおしゃべりは、何か結論を出すものではなく、安心して自由に意見を述べる、人の話に耳を傾ける、というもの。
参加する皆さんも協力的で、会場全体がとても優しい雰囲気になっていました。
実はこの日の夜カフェは、冒頭できゃぱすスタッフが、茨木市文化振興ビジョン策定記念講演会の様子を紹介してくれていました。
芸術文化観光専門職大学学長の平田オリザさんの
「もしかすると『商店街』のような日常で人が交わる場所が『居場所』の役割を担っていたのかもしれない」という話の紹介では、皆さんが同じ「なんとなくの居場所のかんじ」を想像できたのではないでしょうか。
昔のような「人が交わる場所」を、いまは少し意識して整えることが必要なのかもしれません。
市民活動センターきゃぱすの場所や関わりが、その「場」になれたらと感じた夜カフェでした。
(担当:ごらっそ)
【茨木市市民活動センターきゃぱす】
所在地:茨木市駅前三丁目9番45号
WEB:https://ibaraki-npo.jp/