バレエ感想③ヌレエフガラinシネマ
「ヌレエフ:伝説と遺産」というタイトルで期間限定上映されている、ヌレエフガラを見に行ってきました。
詳細は公式URLから見ていただくとして、座席の確保について一つだけ注意が。Uplink吉祥寺だと「バレエ教室の会員」であれば、割引になりますが、これは受付での購入のみ。チャコットの会員証も有効で、受付は割引を使うお客様でかなり混雑していました。
https://www.uplink.co.jp/nureyev/
沢山の演目がありましたが、印象に残ったのはオランダ国立バレエのマイア・マハテリがカザンのオレグ・イヴェンコと踊った「ガイーヌ パドドゥ」でした。
民族舞踊っぽい音楽に合わせて軽快に踊るマイア・マハテリが美しいこと、美しいこと。持って生まれた美しさに加え、彼女が長年に渡って努力し、芸を磨き上げてきたことが分かります。コーダが短いのが残念でしたが、なかなか見ない演目ですし、マハテリを見れただけでも、チケット代の元は取れた気がします。
(↓ヌレエフが実際に踊っている映像)
他にも、オシポワのローレンシアは、コラレスと組んでいましたが、このペアも素晴らしかったです。画面越しからも伝わってくる熱量が半端なかったです。ただ、ロレーンシアはパドドゥではなく、6人で踊られたのですが、やたら長かった…。正直、あまりにも長すぎて、主催のキッシュがユフィさんの見せ場を作り、ツェンベンホイも入れてロイヤルバレエの多様性をアピールしたいのかなぁとは思いましたが、ソロが続いた後に女性2人で踊る部分もあったりして、とにかく長かった・・・。個別では全員良かっただけに、長すぎる印象を与えてしまったのが残念。
他にもゼンツァーノの花祭りのパドドゥがとても初々しくて可愛く、セザール・コラレスのステージから飛び出しそうなエネルギー溢れる海賊も素晴らしかったです。
幕間にはダンサー達のインタビューがあったのですが、ムンタギロフの発言からヌレエフに対する多大なリスペクトが滲み出ていたのが印象的でした。
このガラ、日本でもやってくれないかなぁ。