なぜ会社の飲み会に行きたくないのか、バレエファンの正直な意見
私はバレエが大好きな会社員である。個人的に会社員の仕事の中でも特に大変なのは飲み会関連だと思っている。特に私のような飲み会嫌いのサラリーマンにとって、飲み会は本当に過酷であり、試練である。
私は仕事とプライベートを分けたい人間なので、会社の集まりや飲み会は基本的に参加しない。とは言え忘年会シーズンだと顧客とのお付き合いもあり、断れないことが多い。IT企業にいると顧客だけでなく、エンジニアとの付き合いも非常に大事であり、残念ながら私の周りのエンジニアは飲み会好きが多く、一度断ったくらいじゃ折れてくれないしぶとい人が多い(笑)
昇進等には興味がないので上司からの誘いであればキッパリ断るが、エンジニアとの関係は非常に大事であり、今後の仕事をスムーズに進めるためにも飲み会は断るわけにはいかない。困ったものである。
なぜ会社の飲み会に行きたく無いのか。
答えは簡単で、なぜ飲みの席でないとコミュニケーションが取れないのか理解できないからである。大企業であれば経費がバンバン出るかもしれないが、私の会社はそうでは無いため、飲み会に参加するためには最低5,000円自腹スタートである。
飲み会5,000円自腹というと普通の金額であるが、給与のほとんどをバレエに使うようなバレエファンにとって、5,000円の出費はかなり痛い。
毎回飲み会の参加費を出すたびに、「このお金があればチケット買えるのに😭」「このお金と時間使って今日はバレエのレッスンを受けたかったのに😭」と心の中で泣いている。
特に私のように生活が破綻するレベルにバレエにお金を注ぎ込むファンにとって、チケット1枚買える貴重な5,000円を飲み会に使うのは色々な意味で痛い。
例えば今月であれば大好きな直塚美穂さんが「くるみ割り人形」に12回出演予定であり、チケット代は最安値のD席1枚が4,950円とほぼ5,000円であった。今回はアラビアと花のワルツソリストのデビューが予定されており、特に花のワルツは直塚さんと同じくらい注目している森本亮介さんとペアを組む配役だったので速攻でS席を買った。しかし全回S席を買うと178,000円となってしまい、それは流石に無理なので、D席などと併用しながら何とかして全回見に行く予定を立てていた。一つだけラッキーだったのは、ペアを組む以上直塚さんと森本さんの出演日は一緒なので、12回以上の出費が必要なかったことである。当初の計算としては以下の通り。
①S席14,850円 x 2枚=29,700円
②D席4,950円 x 10枚=49,500円
①+②=79,200円 / 12枚
薄給サラリーマンにとって、79,200円というのはかなり打撃的な額であった。正直予算の捻出に非常に悩み、11月から節約に節約を重ねていた。そんなところに忘年会のお誘いが来るたびに、会社関係の集まりに誘われるたびに、心が張り裂けそうだったのを思い出す。
結論として直塚さんは降板されてしまい、給料日の関係で事前に12枚全部は買えていなかったこともあり、出費は多少抑えられることになったが、だからと言って浮いた分を会社の飲み会に使いたいかというと、そうとは思わない。
お付き合いなども大事ではあるが、お酒が入らなくても職場で最低限のコミュニケーションは取れていると思うし、自分の稼いだお金は、自分のコントロールできる範囲で使いたいと思う。
私はバレエが大好きな会社員である。今日本には、この人を沢山見たいと心から思えるダンサーもいる。自分が稼いだお金は、素晴らしいダンサー達が見せてくれる美しい舞台に1円でも多く使いたいと思う。