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東京都内バレエショップでのトゥシューズフィッティング備忘録
どうしてもポワントクラスに参加してみたいと思い、久々にトゥシューズを買いに行きました。ポワントを最後に履いたのはもう15年以上前で、久々すぎてわからないのでとにかくフィッティングです!
トゥシューズフィッティングの話は恥ずかしいのでnoteに書かないでおこうかと思いましたが、足に合うシューズが無く、結論として色々な店にフィッティングに行きました。色々なお店でそれぞれの店に特徴があるなと思ったので、私なりにおすすめポイントを記載します。
フィッティングに行って良かったこと
①足幅が変わっていて、昔とはサイズ感が変わっていることがよく分かった。
自分は広幅だと思っていましたが、色々なシューズを試したところE幅(広幅)だと親指が痛くなり、D幅(普通幅)の方が親指が痛くならないことに気がつきました。体重は昔より増えているので足が痩せたわけではないです😂
残念ながら年齢とともに体を引き上げる力がなくなってしまったため、シューズに助けてもらいながら立つことになりそうです。
②ポワントのグローバル化を感じられたこと
昔はポワントと言えば、ロシア製、英国製、米国製がメインだった気がしますが、紹介されたポワントはトルコ製、ボスニア製、南米製などがメインで、移り変わりに驚きました。
③昔と今ではポワントに求めるものが違うと気がついた
昔はとにかく足が綺麗に見えるものやカッティングにこだわっており、踊りやすいものをチョイスしていました。
今はまず裁縫が大嫌いなので出来るだけリボン等がついているものや、買い替えが面倒くさいのでとにかく長持ちしそうなものという観点で選ぶようになった。
東京都内バレエショップでのポワントフィッティング備忘録
シルビア(新宿)
高いものを売りたいだけだと感じました。教科書で習った知識をただ使っているだけで、買い手のことを全く考えていないと感じました。サイズが合っているか、ちゃんとトウで立ててるか、見た感じのフィット感など、わざわざお店に出向いて専門家と共にフィッティングをするという顧客のニーズを全く分かっていないと思いました。
全然足に合ってない靴を「これが一番おすすめです」と言われました。何度も言いましたが、痛くて全く立てないんですが…。たまたまそれが1番フィットしているように見えたのかもしれませんが、行かれる方はシューズの履きやすさをご自身でしっかり判断されることをお勧めします。
いろいろな種類のシューズがあり、そこは魅力的なので、ポワントで立つ感覚が分かっている方は良いかと思います。ただし私のようにブランクがある人間には結構厳しいなと感じました。
ドゥッシュドゥッス(外苑前)
スタッフはにこやかで感じもいいのですが、店舗に1名しかおらずポワントの在庫も少ないので、ゆっくり時間をかけてじっくり選ぶのには向かないです。
とても感じ良く親身に相談に乗ってくれますが、スタッフにフィッティングの専門性がないため、確実に欲しいものが決まっていない状態だと厳しいです。
私が店舗を訪れた際はポワントの種類や在庫も少なかったので、プロなど自分で試して判断できる人向けのお店だと思いました。電話で在庫を確認することをおすすめします。スタッフはとても良い方でした!
ボンジュBallerina(赤坂) ※旧Ballerina
日本のバレエ少女達のファーストシューズに使われることが多い、メーカーです。一度倒産しましたが満を持して復活!私のファーストポワントもバレリーナでした。
店舗でのフィッティングですが、レッスンの合間を縫ってスタジオでのフィッティングとなるため、事前の予約が必要です。在庫があればその場で買えますが、在庫がなければ自分で注文することになるみたいです。
残念ながら私が欲しかったものは在庫がありませんでしたので、オンラインで自分で注文することになりました。
ミルバ(新宿西口)
最近はだいぶ希少になってしまったグリシコの在庫が多く驚きました。通常どのお店でもフィッティングの際は新品のシューズに足を入れながら、足なじみを確認しますが、ミルバではフィッティング用の専用シューズを使います。これは面白いなとは思いましたが、かなりクッタリした状態のシューズを履いて試すので、正直どれも足馴染みがよくて、何がいいのかわからなくってしまいました。
グリシコなどをとにかくいろいろ試してみたいって方はいいかもしれませんが、私のように久々にポワントを履く人間はおそらくおろしたてのシューズの感覚が掴めないので、注意が必要かもしれません。
フェアリー(表参道)
グリシコ、スパニッシュダンスウェアが中心だけど、ロシア製シューズは在庫がほぼありません。立地は最高で、店舗も高級感があるのはいいですが、いかんせん在庫が少ないです。
グリシコは昔の価格をキープして売っているということでほぼ売切。26cmなどの大きいサイズしかなかったです。店員さんはとても丁寧で非常に感じがよく、ぜひこの店で買いたいと思いましたが、明らかにサイズが合わないため断念🥲
チャコット(代官山、その他都内に数店舗あり)←1番おすすめ
初心者や私のような久々の人にはチャコットがオススメ。
スタッフのポワントについての知識も豊富で、例えば履いている私自身はこのメーカーのこの型番がフィットして履きやすいからピッタリと思っても「明日から舞台で踊れそうなくらい馴染んでいる。今の時点(新品)でこれだけ馴染んでいるということはすぐに潰れてしまう」と言われました。そしてこっそり「チャコットにはないけれど、この型番はソールがもっと硬いものもある。どうしてもこのタイプのシューズを買いたいならストロングの方がいいかもしれない。確か◯◯で売ってるはず」と顧客のことを考えたアドバイスを頂きました。
売上至上主義の店が多い中、営業としては本来ならアウトな行為かもしれませんが、きちんと買い手がポワントで踊れるよう考えているからこそ、このような発言をしてくれたと感じ嬉しくなりました。
ちなみにチャコットは商売上手で、エトワール達のサイン入りトウシューズ(ほぼ全員フリード)が置いてあります。ミーハーな私はフリードが欲しくなりましたが、足に合わずに断念😭
じっくり色々なメーカーのシューズを試させていただき、ついに気持ちよく立てるシューズを見つけられた時は本当に嬉しかったです。リボンを同時購入すれば縫ってもらえるサービスもあって、裁縫嫌いにはありがたすぎる…😍💕
フィッティングで沢山アドバイスくださったスタッフさんには感謝です。ぜひ今後もここで買いたいと思いました。