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低発泡塩ビ板の加工 その1 型紙作成
はじめに
これまでの製作物のいくつかは、低発泡塩ビ板で構造材を作成してきました。構造材の作成には、前の記事で紹介した簡易図面を型紙として使います。ここでは、そのやり方を紹介します。
型紙作成
LibreOffice Drawで作成したきちんと自爆するパンジャンドラムの簡易図面です。これをもとに型紙を作成していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661071157933-wbZk7ibRKG.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661071198255-3TPHbJLHlP.png?width=1200)
低発泡塩ビ板とねじ穴を残して部品類を消去します。この時点では各構造材が重なっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661071177335-d9Cnky55df.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661071181250-o2gD27UkMU.png?width=1200)
各構造材を並べ直します。母材となる低発泡塩ビ板からは、外形よりも2mmほど大きめになるように切り出しますので、外形の2mm外側に切り取り線を付与します。ここでは、切り取り線を太さ0.1mmの破線にしています。大きめに切り出す理由は、加工の記事(この後に書く予定)で説明します。
![](https://assets.st-note.com/img/1661082321107-kG3hdycwVc.png?width=1200)
同じ幅の構造材はなるべく並べて、切り出しの手間を省くようします。切り出しの手順が少ないほど失敗の確率が減らせます。図面上は低発泡塩ビ板に多少の無駄が出ても、結果的には材料と時間の無駄を減らせると思います。
この型紙をスプレーのりで低発泡塩ビ板に貼り付け、カッターナイフやかんなで所定の形状に仕上げていきます。その話は、この続きとしてまとめる予定です。
おわりに
このように、簡易図面から低発泡塩ビ板の加工用の型紙を簡単につくることができます。低発泡塩ビ版に定規とペンを使って直接書くよりも正確ですので、おすすめの方法です。
低発泡塩ビ板の加工 その2へ続く(たぶん次は時間がかかります)。