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追悼:シネイド・オコナー

80年代後半、オーストラリアからのワーキングホリデーのホームステイを受け入れていた時、圧倒的に女性達に支持されていたのがシネイド・オコーナーだった。

私が持っていたCDは彼女達の部屋に誘拐されたまま、暫く返って来ず、数ヶ月して返って来た時には、歌詞カードがボロボロになっていた。
「人のものを何てことするんだ!」と言う怒りや呆れよりも、そのカリスマ性に驚いた。私のような極東の凡庸なアラサー日本人にはわからなかった。

イスラム教に改宗したそうだが、イスラムって、布教活動しないんだね。逆に、キリスト教は布教、布教、布教。。
まあ、金集めですな。私はカソリックにどっぷり浸かった小学生時代を過ごしたが、今はどの宗教にも加担はしない。
神事も含め、宗教めいたものは大嫌いだ。
ろくなことはない。

ローマ法王の写真を焼いてボブ・マーレーの「War」をアカペラで歌い、クリス・クリストファーソンに慰められながらもアンチテーゼした彼女の姿勢には、あの勇気のひとかけらでも私にあったらな、と思う❗️

アウトプットすると、白い目で見られて叩かれる、多くの日本人がそうであるように、それを恐れて生きてきた日本人の私は、今、なんとか勇気を振り絞ろうと必死である。

謹んでご冥福をお祈りします。


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