ミライのキャリア#22フリーランスの実際③ 起業編(10)法人を作ろう!その1
【えりな】
今回は、フリーランスから法人化するメリットを考えていきます。
フリーランスである私が、今日はお二人にインタビューをして行こうと思うんですよね。というのも、ここで語ってきたように、私は今フリーランスなんですけど、今年起業をしようかなと準備しているところなんです。
なので、会社を設立するには何が必要かいろいろ聞いてみたいと思うんですけどいいでしょうか。
【ホリデー】
come on!経営者
【えりな】
まず、私がどんなことをために会社を建てたいのかっていうのを、お話ししなきゃなんのかなと思うんですけど。未だに確定しているわけではなく、ただ準備をしている段階なんです。私、今までスピーチで新しい仕事を開拓しています、っていう風に仕事を紹介してきました。
このスピーチで社会貢献したいなと考えておりまして、その内容っていうのがですね。まずお客さんになる人は、例えば発達障害と ADHD とかを持ったハンディキャップのある方です。こういう方々のコミュニケーションとか、話し方っていうのをサポートするっていうサービスを始めたいと考えています。
こういうサービスっていうのは、調べたんですけど、まだ少なくとも日本にはほとんどない状態です。
これは、話し方の仕事でもあるし、ちょっと福祉も入ってるんですよね。なので、個人でやりますよっていうことではなくて、開業して会社にして信用を得たいなって思っているところです。
では、お聞きしていきたいと思います。まず法人化するメリットってズバリ何がありますか?
法人化するメリット
【ホリデー】
法人化するメリットはですね。ズバリ言うと、制度的に税制上の優遇が結構多いというところは一つあるかな。あとは企業間の取引において、この先どうなるか分からないけど、信用されやすい。個人事業主よりも信用をされやすいのもありますかね。
【Caol】
今、ホリデーさんから話があったとおり、法人は信用を得やすく、法人間の取引がしやすい。後は税金の優遇が大きいかな。福祉の仕事では、NPO法人というのが先例として多いとと思うんですけれども、ただ事業としてやるには、株式会社の方がいいだろうなっていう言い方ができますね。
【えりな】
いやなるほど。 NPO 法人っていうのも確かに考えましたね。 NPO 法人登録して補助とかをもらいながら、あまり営利っていう感じではなくやっていくことも考えたんですけど、迷っていますが、営利としてけっこうガツガツやっていきたいところもあるので、株式会社かな、みたいに私も思っているところではあります。
じゃあ、反対に聞いてみたいんですけど、これまでホリデーさんは話してくれていたと思いますが、あらためて聞きますね。法人化するデメリットって何ですか。【ホリデー】
そんなこと話したっけ?
【えりな】
法人化する大変さとか、向き不向きの話をしてくれましたよね。
法人化するデメリット?
【ホリデー】
法人化するデメリット?
【Caol】
私が今の仕事をしていて思うのは、 社長は労働三法によって守られないというところですかね。簡単に過労死レベルの残業になってしまうとか、メンタルを病んでしまったりとか。法人そのものに罪はないが、 社長が働きすぎるリスクがある。あと社員に対する責任ですね。
【ホリデー】
確かにそれをデメリットと捉えるのかどうか。そもそも会社化してスタッフを率いて行くには、一緒にやっていく仲間をちゃんと守っていくとかっていう観点からすると、当然なのかなっていう気もします。
社長が働きすぎるって言うのも、自分で事業を起こしたいからやっているので、それはもうある意味、自己責任みたいなことになってくるので、自分がやりたいからやっているんで、当たり前っちゃ当たり前だよね。
逆に働く裁量もあれば、働かない裁量も全部自分にあります。良くもあり悪くもあり、この制度をどう自分で使いこなせるかっていうことかなってな思いますけどね。
【えりな】
デメリットですっていう感じじゃないですね。
【ホリデー】
僕の場合、法人化したからこれがデメリット、今言ったみたいなことがデメリットだなぁみたいな事っていうのは、多分考えたことがない。
会社をやっていて大変だなっていうことはもちろんあるんですけど、それが別に法人だからそうだってことでは別にないっていうか、制度的にデメリットだなと思うことが特にないですね。
【えりな】
それ聞いて、私ちょっと勇気が湧きましたね。
と言うのも、私はホリデーさんと一緒で、別に社長さんになりたいわけじゃないんですよね。社長に成り上がってやるぜ、とかでは全くなく、やりたいことを考えた時に、この形、法人になるんじゃないか。
個人で行って、一人でやる限界っていうのも感じますし、後は別に個人でやっている今だって、休みとか自分では作らずにやっていてそれは全く苦じゃない。体が動く限り、やりたいことがいっぱいある感じなので、何かちょっとできるような感じがしてきました。
では、ホリデーさんに質問。自分が会社を作るってなった時に右も左も分からないじゃないですか。その時、どこから情報収集しました?
会社設立のための情報収集
【ホリデー】
広告代理店にいた時から、独立してやっているような社長さんに話を聞いたりとかはしたんですけど、でも、なんかそういう人たちにちらっと聞いただけで、事前にめちゃくちゃ情報収集をしたっていうことも特にあんまりなかったですね、僕の場合は。
【えりな】
そうなんですね。じゃあむしろ、会社がひとつカタチになってから、ずっと勉強を続けているような本読んだりとか、いろいろしながらっていうところですよね。【ホリデー】
会社をやりながら、ここは、どういう風な考え方でやるんだろう、とか、ここでどういう風に制度を活用したらいいんだろう、とか、社員を守っていくには、どうしたらいいんだろう、とか、っていう、その都度その都度情報を収集しながら、適切な会社の運営の仕方を学びながらやってるっていう感じですかね。
【えりな】
あーやっぱそうなんだ。
会社を作るっていうのを全く考えたことの無い方のために一応話すると、会社を作るっていうのは、まず従業員をたくさん集めてからじゃないとできないっていう訳ではなくて、社長さん一人でも会社ってできるし、資金がないと必ず駄目ってわけでもなく、手続きをしたら会社って立ち上がるものらしいですよ、皆さん。会社の名前を付けて会社を作りますっていうことは、割とできるらしいですし、ここからが大変で、みんな苦労するところですね。
私が心配なのが、これからお客さんとかに営業していくのに、知り合いの会社さんをたくさん作りたいなって思っています。ホリデーさんは元々自分のいた会社のつながりとかあるんじゃないかと思うんですけど、それがもしなかったら、どこから人脈を集めるのが早いと思いますか 。
人脈作り
【ホリデー】
人脈作りですか。これはその事業で必要な人脈っていうのはぜんぜん違うので、なかなかこれって言うところってやっぱりないと思うんですけど、同じような事業をやってる人に色々連絡を取ってみたりとかな。でも、今回は、ほとんど誰もやったことのないようなことをやっているわけで、そうするとどうなんでしょうね。
ここに行ったら絶対に何か良いネットワークが出来るって言うのは、特にない、ので、自分が興味を持って、いろんな面白い人に会いに行くみたいな、そういう感じがいいのかなーっていうのは思いますね。
自分の事業を広げるためにいろんな人に会いに行くっていうのもあるんですけど、税金とかどうしたらいいのかわかんない、とか、人を雇う時にどういう風な雇用形態にしたらいいのかとかっていうのは、税理士さんとか士業の先生と話をするみたいなことも当然あるかなと思いますけどね 。
【えりな】
そうですね。確かに、まず詳しい人に聞いて、会社の運営に必要なことを教えてもらうことを、私もやりたいと思います。
いろんなことが聞けました。ありがとうございます。いや、全然聞き足りません、ということで、このインタビュー次回にも続きますので是非次回も聞いてください。
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