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無事千字 二〇二四年四月十七日 「変な話…」と、「逆に…」に意味はなし

 昨日の雑談。関西出身の仕事仲間の男性が「『変な話…』って頭につけて話し始めるのなんなん?その後の話、だいたい変でもないし。関西ではないなぁ」と。

 それを口ぐせのように使う女性が「『例えば…』の代わりに使ってるところがあるかも?」と。なるほど、そう言われると、そんなニュアンスで使ってるひとが多い気がする。

 同じような感じで、僕が十数年前に気になって、意識的に使うのを止めたのが「逆に…」ってやつだ。僕の記憶では、とんねるずが全然逆じゃないのに、話の最後に「…逆にね。」と付け加えるギャグみたいなものが、はじまりだった気がする。

 そもそものの出自がそう(なはず)だから、その後の話が逆説的でなくてもいいのだろうけど、日常の会話で耳にすると、この話の逆ってのは、どうなるんだろう?ってのが気になるようになり、結果、全然逆でもなんでもないじゃん!!と、心の中で思うようになったのだ。

 結果、その言葉に意味はなく、会話のターンチェンジというか、主導権を自分に移すときの接頭語?みたいなものになっている気がする。

 そんな話から派生して、また別の女性が「若い子が『確かに』って言うのに違和感があります」と。

 はい、そうなの。なんなら、おじさんはややイラっとするときがあります。「これって、こうして、こうしたほうが良くなるんじゃないかな?」みたいな会話の返しに「確かに」と返されるあれ。あと、「なるほど」も同じく言われてあまりいい気がしない。

 関係性の問題もあるけれど、年上に対しては失礼だと思ってます。僕の周りの仕事仲間はもうほとんど年下だけど、僕が言う場合でも「確かにそれはアリかもね!」「なるほど、そういうことな!」となる。

 あと、個人的には「なるほどですねー」は、ついつい取引先や目上の方に対して、丁寧語かのように使ってる。改めて文字にしてみると変な言い回しだ。なんだこれ。

 「なるほど」も「確かに」も、なんだか上から言われてるというか、ちょっと自分の頭にもあった的なニュアンスを感じるからだろうか?だったら「ですね〜」と言われたほうがいいとすら思う。

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 他人の気になる口癖にまで話は発展した。僕の頭にすぐ浮かんだのは、よく一緒に仕事をする仲間が口にする「基本ベース」。これがいつも頭の中で引っかかる。打ち合わせでも、ほかの人との電話でもよく聞くこの「危険デンジャラス」な感じに耳が慣れることはなく、毎度心の中で反応してしまうのだ。

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