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cao* ストーリー②伸びる時には必ず抵抗がある
>>ストーリー①を読んでいない方はこちらから
前回のストーリーでは、失恋から毎日お酒を飲むように、ヨガに出会ってお酒を飲まない健康的な生活に。ヨガは体にも心にも合っていることをしり、ヨガインストラクター養成講座に参加するところまでお話しました。
体の硬い私がヨガを求めている
ヨガインストラクターというと、体が柔らかいんでしょ。
とよく言われますが、私は部類の硬い方で体はパキポキ。
座っているだけで背中が痛くてしょうがない。
ヨガの詳しい話が聞きたかっただけで参加した私は、
ベテランに囲まれ場違いな所に来てしまった感を味わいました。
師との出会い
教えてくれた先生は、男性行者(ヨギー)体操するヨガではなく、心にアプローチのインド哲学を教えてくれました。
そこでヨガは体や心だけではなく、
もっと大切なことを教えてくれました。
一瞬一瞬の中に幸せはあると。
自分の中に探すことを。
私の心は解放されると同時に自分にも優しくなれた瞬間でした。
婚約解消の原因は自分のせいだと、
ずっと自分を攻めてきたことに気づくことができました。
もともと、私のルーツは大学で心理学を専攻し、哲学が好き。
小学生の時に、家の本棚を見上げ
「本ではなく自分自身を知らなくては」
「生きるってなんだろ」と考えていましたので
ヨガは私の幼いころからの疑問を解くツールとなったのです。
お洒落なNYではなく、インドに修行にいくことに
もう、そのころにはお洒落なニューヨークヨガ(今は好き)ではなく
自分探求インドに行くことしか考えられなくなっていて
満を持してインドに修行の旅に出ます。
お寺(アシュラム)でヒンヤリとした床で座って瞑想をしては膝が痛くなり、
砂利道を走るバスで酔い、
トイレは汚くて泣けてくるし、
白いTシャツを洗ったらベージュになるし。(水が茶色い)
ヒマラヤ山の標高4500mくらいのところで高山病。
体の力が抜けて動かなくので最後死ぬかと思いました。
悲しいほどに、対応力ゼロ。
生命力ない自分に、がっかり感を味わいながらも、
インドでは、ただ川を見つめているだけで、夕日を見るだけで、涙が出るほど胸がいっぱいになる。
言葉にはならない感動をしました。
目を閉じてみると胸の奥から熱いものが出る。素敵な経験でした。
人見知りの私がヨガティーチャーになるまでの恐怖
インドから帰り、ヨガ先輩から「クラスを担当しないかと」お誘いを受け、ヨガを教えることになりました。
自分ではインストラクターになるつもりもなく、人前にでて話すことは大嫌い。
しかしインド哲学には
「師匠や先輩がオススメしたことは、今の自分で出来ることなので、やってみるべし。」(なにそれ?とおもうような)格言があり、
泣く泣く、渋々インストラクターを開始しました。
先程も言いましたが、人前で話すのは緊張するタイプです。
なにを話しているか分からなくなるし、
とにかくめっちゃくちゃ嫌だったので、
どうやって教えたらいいのかを先輩に相談したら
「簡単よ。目を閉じて感じている部分を説明すれば誰も見えないから緊張しないわよ。」と。なるほど。
私のレッスンは目を閉じながら話すところから始まりました。
それから1年たったころ、勝手に口が動いて説明できるようになりました。
(でもこれはヨガの時だけです)
相変わらず人見知りで人前で話すのは苦手ですが、ヨガを説明や効果やインド哲学(心の話)を話すときだけは、頭から言葉が勝手に舞い込んできて、口はただ動いていて話していました。
いままで、勉強した内容が頭の本棚から勝手に出てきて説明してくれているようです。
ですから、私はヨガをしている最中は自動的にやているので、終わった後は生徒さんと一緒にスッキリして帰るので
仕事をすると、体が楽になる!
自然と、仕事は楽しいものになり 新しい自分を発見するのでした。
ながくなりましたので、次回③につづく