「Inter BEE 2024」出展を通して感じた時代の変化
こんにちは。カンバスです！
もうすぐクリスマスやお正月など楽しいイベントが盛りだくさんのシーズンがやってきますね。
さて、私たちは11月13日から15日にかけて千葉県の幕張メッセで開催された「Inter BEE2024」に参加してきました！カンバスとしては20回目のブース出展となりましたが、今年の「Inter BEE」は例年以上に活気に満ち、放送・映像業界の関係者はもちろん、多様なバックグラウンドを持つ人が訪れていたように感じました。
様々な企業が最新の技術を紹介するなか、私たちも字幕と音声ガイドのスペシャリストとして、字幕ソフトを使用する際の「セキュリティ対策」と「字幕・音声ガイドを活用した“映像のバリアフリー化”」の2点に焦点を当ててご案内しました。
ブースに訪れたお客様が関心が高かったこと 3選
ブースには、既に弊社のソフトウェアをご利用いただいているお客様から、初めて弊社の名前を知ったという方まで多くの方が足を運んでくださり、様々なご質問を頂戴しました
なかでも特に多く寄せられた質問3つについてご紹介します！
1. 映像の音声からの自動字幕起こし機能
AI技術の進化に伴い、音声にまつわる機能の自動化も身近なものになりつつあります。そうした時代の変化の影響もあってか、映像の音声（人が喋る声など）のタイミングを正しく認識したり、音声内容を自動でテキスト化して字幕にする機能をカンバスのソフトに応用してほしいという声が多く寄せられました。
2. 音声ガイド
昨年に比べて多くのご質問をいただき、ますます需要が増えていることを如実に感じました。また、音声ガイドの基本的な知識を知りたいという方から、「改正障害者差別解消法」施行に伴う“映像のバリアフリー化”の需要の高まりに興味を持たれる方まで、実に様々な方が音声ガイドに興味を持たれていることが分かりました。
字幕に比べて、音声ガイドの普及はまだまだこれからという状況です。私たちのブースの展示をきっかけに多くの人に関心を持っていただけたことを大変嬉しく思います。
3. クラウド環境での作業
近年、映像にまつわるセキュリティ対策への関心が高まっている背景から、クラウド環境での作業に関心を寄せる方が多くいらっしゃいました。特に、コンテンツホルダーからの要望に応えたいけれど、クラウドについてよく知らない、もしくはクラウド環境を整えることが難しいなどのお悩みを持つ方が多かったように思います。
クラウド環境における字幕制作は、将来的に必要不可欠になってくると考えています。私たちもこの分野に注力し、さらなる取り組みを進めていこうと思っています。
これら3つの質問は、いずれも時代の変化や技術の進化の影響を強く受けたものです。映像に関わる業界は他業界よりも変化と進化のスピードが激しいことを実感するとともに、私たちもそのスピードに遅れをとることなく並走し、時には先んじてお客様のニーズをキャッチする必要があると改めて感じました。
「カンバスのソフトに欲しい機能」結果発表！
展示会のブースには、足をお運びいただいた方に「カンバスのソフトに欲しい機能」について教えていただくためのボードを設置しました。
その結果・・・
特に票が集まったのは「自動スポッティング&聞き起こし」で、作業時間を短縮したり別の作業に集中したりすることができるよう、単純作業を自動化する機能が切実に求められているのだと分かりました。
また、「仮ミックス作成」の機能についても多くの票が集まり、別の映像編集ソフトを使うことなく、カンバスのソフトのみでスムーズに仮ミックスまで完了させたいというリクエストをいただきました。
また、実はボードにシールを貼ってくださるお客様よりも、ボードにない機能をふせんに書いて貼ってくださるお客様の方が多く、「その他」の枠がいっぱいに・・・意外なご要望や困りごとをお客様から直接伺う貴重な機会となりました。
「Inter BEE 2024」のカンバスブースにご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました！皆さまの声は、今後の製品開発にしっかり活かしていきたいと思います！
私たちはこれからも、お客様の声を大切にし、未来の映像技術の発展に貢献できるよう努力を続けてまいります。
来年の「InterBEE」では、さらに進化した技術をお披露目できるようチーム一同邁進してまいりますので、どうぞご期待ください。
InterBEEオンラインは12月13日（金）まで開催中です！
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