『子供の情景』第1曲「見知らぬ国から」
シューマンに関するマガジンを作ったので、どんな感じになるか、試しに作ってみました。
この曲は有名な「トロイメライ」を含む13曲のピアノ曲集『子供の情景』の第1曲目です。
シューマンが28歳の頃(1938年)に作曲しました。
『子供の情景』は愛するクララに会うことを、彼女の父親から禁じられていたシューマンが、かつて彼女から「私にはあなたは時々子供のように見える。」と言われたことを受けて、子どもの頃の気持ちに帰って作曲した曲集です。
各曲には、「珍しいお話」「鬼ごっこ」「おねだりに」「幸せいっぱい」「重大なできごと」「トロイメライ」「炉ばたにて」「木馬の騎士」「むきになって」「怖がらせ」「子供は眠る」「詩人は語る」という題名がついています。
この第1曲「遠い国から」の始まりのフレーズ(動機)は
♪シーソーファーミレー
というメロディです
シからソまでの離れた距離は、そのまま「憧れ」の対象、ここでは遠い国への距離のようです。
そしてそれを色づけるコードは
G
C#dim(青い◯の所で、ここが好きです)
D
D7
この和音を分散させて、メロディを彩ります。
マルタ・アルゲリッチによる演奏で全体を聴いてみます。
懐かしいような、切ないような…。
後半にも好きなポイントがあるのですが、動画を撮るのに手間取ってしまって、とりあえずここまでです。
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