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廃橋

青海橋(あおみばし)は有明西運河をまたぎ東京都江東区有明青海を結ぶ道路橋である。
東京臨海副都心開発計画の一環として1987年に開通した。当初は工事用道路として使用され、周辺の開発工事を支えた。その後1991年に供用が開始され、一般道として使用可能になったが、1993年世界都市博覧会1996年開催予定)が決定された後、供用開始からわずか3年後となる1994年に廃止された。世界都市博覧会では会場施設の一環として利用される予定だったと見られる[3]
しかし、1995年に世界都市博覧会が中止されるとともに臨海副都心開発が大幅に見直されると、青海橋は周囲に並行する橋が多数あり交通に必要不可欠ではなくなったこと、撤去費用が高額になることなどから供用廃止のまま放置されることになった[3]
その後「臨海副都心まちづくり推進計画」[4]の一環として1997年に歩道に用途を限定して供用が再開されたが、2020年東京オリンピックの開催が決定されると関連工事のため再び閉鎖された。

Wikipedia 青海橋より


お台場にある廃橋・青海橋。
"地図から消された橋"と言う事でGoogleマップにも表示されていないが、ちょうど下の画像で引いた赤線の場所に位置している。

ちょうど湾岸高速道路と夢の大橋の間

東京テレポート駅から徒歩1分ほど。
周りにはフジテレビ本社ビル、有明テニスの森公園、東京ビッグサイト、武蔵野大学などが立ち並ぶ都会だ。

都会のど真ん中にそんな廃橋なるものが、果たして本当に存在するのか確かめに行くことにした。


緑のフェンスからお邪魔することに


早速、長年放置されて錆びついたラバーポールが飛び込んでくる。

昭和62年(1987年)なので開通当初のままみたいだ


そして溢れるディストピア。
隙間という隙間から雑草が生い茂って、如何に放置されていたかが分かる。

ここまでくると草ではなくて木だな…



水域占用の看板や標識も設置されたままらしい。

ふむふむ
顔のない標識、いいな



ここで周りを見渡して東京のど真ん中に居ることを思い出す。

お台場のシンボルであるパレットタウンの大観覧車もすぐ目の前にある
反対側は湾岸高速道路 よくここを通って千葉に帰省していた



決して短い橋ではないが、夢中になっていたのであっと言う間に渡り切ってしまった。

東京ビッグサイト青海展示場 この頃はまだ建設中だった
発展し続ける周りのビル群とのコントラストがなんとも言えない


アニメだとこういう場所から突然タイムスリップするものだが、無事そのまま帰宅してしまった。

実は途中写っていたパレットタウンは2023年現在、大観覧車ごと撤去されてすでに存在しない。
このnoteを書いている最中に知って大変驚いた。

いやそんなまさかと思い、Googleのストリートビューで確認すると、ちょうど観覧車が分解されている様子が写っている。

どうやら外側から剥がすように分解していくらしい。


一度も乗る事はなかったが、見慣れたランドマークが撤去されるという事にはやはりショックを受ける。
誰もが先に撤去されると思っていた廃橋・青海橋はまだ健在なので、興味がある方はぜひ。




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