自分を裏切るのは、いつも自分
Twenty years from now you will be more disappointed by the things you didn’t do than by the ones you did. So throw off the bowlines away from the safe harbor.Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.
~ Mark Twain ~
今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことに失望する。
ゆえに、もやい綱を解き放ち、安全な港から船を出し、貿易風に帆をとらえよ。探検し、夢を見、発見せよ。
~マーク・トウェイン(トム・ソーヤの冒険の作者)~
これは僕の個人的に響く言葉です。年齢を重ねれば重ねるほどに。僕は今、32歳なのですが、年を取るとチャレンジをしなかったり、努力しなかったことへの後悔って強くなるんですよね(笑)それはチャレンジをして失敗することよりも。
この言葉を残した、マーク・トウェイン本人は成功者なのですが、その人生は波乱に満ちたものでした。
まず彼が12歳の時に、父親が多額の借金を残して亡くなりました。学校なんて行ってる場合では無くなったので、彼は小学校を中退して働きに出ることになります。
幸いにも兄が新聞の出版社を立ち上げ、兄の経営する新聞社で働くことになります。17歳の青年になった彼は印刷工として働き、その後、蒸気船の水先案内人の仕事を手にします。
しかし、運が悪いことに南北戦争が勃発して、無職に転落することになったのでした……。
戦争なので、これはもう、しょうがない。今度は南部のアメリカ連合国軍の非正規部隊に志願することになります。戦争では足を負傷して、スグに除隊します。
これだけでも波乱万丈ですが、今度は一攫千金を目指して銀鉱の発掘作業に取り組みますが、あえなく大失敗(笑)
そんなこんなで、サンフランシスコに移り、彼はまた文章の世界に戻ります。新聞記者として。
ここでやっと彼の人生は上向き始めます。彼の書く記事や旅行記、小説などが、「ユーモアのセンスが素晴らしい!!」と評判を受け、1870年代にはやっとのことで、あのベストセラー「トム・ソーヤの冒険」が生まれることになります。
マーク・トウェインは様々な名言を残しています。その多くは、しばし自己啓発本などで引用されますし、SNSで流してる人を多数見かけます。
ただ、僕は彼の言葉は、他人が簡単に語るには軽すぎると思っていて、彼の言葉の重みは、人生の現実面を深く捉えた上で発言されてると思ってます。
ただのポジティブではなく、冷静に現実を見た上でのポジティブ。
マーク・トウェインは、本当なら自暴自棄になっててもおかしくありません。薬物中毒者になって、のたれ死んでても不思議はありません。
小学校中退ですから、彼の知識は独学によるものですし、苦境だろうがなんだろうが、「最後には必ず勝つ」といった、強い決意があったことが伺いしれます。
僕はマーク・トウェインの言葉や作品を定期的に見るようにしてます。そして、自分自身に問いかけをしてます。
「お前は本当に努力をしてると、言い切れるか?」
2019年になり、世の中は、本当に便利になりました。移動も連絡も便利になり、仮想空間での友人を得ることすらも可能になりました。
テレビタレントやYoutuberを安酒を片手に眺めて、同時にSNSに連投。楽しいですよね。
でも、自分の夢に比べると、それって一番大事なことですかね?
時間は有限です。こんな生活を盲目的に続けていくうちに、夢も叶わぬ夢に変貌してしまいます。本来は時間泥棒なことは全てカットして、自分の夢に歩みを進めなくてはいけません。
社会がどうだろうが、選択権は常に自分にあります。今の環境、自分のスキルレベル。これらを総合して、「どうやって歩みを進めるのか?」常に頭をフル回転させないといけません。
やった分だけサボった分だけ、自分に跳ね返ってきます。言い訳は通用しません。
自分を裏切るのは、いつも自分なのです。誰も助けてはくれないし、誰も自分の人生の肩代わりはしてくれません。
僕がマーク・トウェインの言葉に強く惹かれるのは、そんな人間の個人としてのサバイバル能力の大切さを、常に伝えようとしてる点にあります。
ただのポジティブでは無い。「どんな環境でも冷静に物事を捉えて、前向きにチャレンジしよう」といった、根底にある考え方が、この世界を駆け抜ける一つのヒントのような気がしてるのです。
さて、今回の投稿を機に、僕は再び自分の道に集中しようと思います。このアカウントでの投稿もこれで一旦休止。いつ戻るか分かりません、二度と戻らない可能性もあります。
言葉って素晴らしい側面が沢山あるのですが、本当に素晴らしいモノを生み出す人には、言葉すらいらないと思います。
僕は本当の素晴らしさを追及していたい。それが今からなんだと思ってる次第です。いつかWebの片隅で、再びみなさんと出会えたら幸いです。
それでは、また。