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夜が怖いなら

久しぶりです。
生活の優先順位を勉強に全振りして生きているのでなかなか記録が残せない。もどかしい。

先週の金曜日は卒業アルバムの撮影日でした。高校三年生は文化祭も体育祭もないので、これがうちらの最後の学校行事。
私は留学留年して今の学年のみんなとはまだ一年も一緒にいないけど、六年間一緒に過ごしたくらいの熱量で騒いで泣いた一日だった。

放課後に久々のカラオケに行った。放課後はいつも勉強詰めなので、本当に本当に久々のカラオケ。解散間際、最後の信号で1人が急に泣き出した。この先にある別れに気がついてしまって。つられて私も泣いた。

デジャヴだ。
去年、元同級生たちが卒業していく時と同じだ。留学から帰る時と同じだ。また私は人と別れる。


10年以上続けていたピアノ教室を辞めた。受験勉強のために。最後の日、先生は別れの言葉に「これからもずっと応援してるからね」と言ってくれた。そのときに、なにか急に、目の前の先生と今までの人生で別れてきた沢山の人たちとが重なって、時空が歪んだみたいな感覚になった。過去にあったはずの全員との別れが今急に同時に起こっているみたいに、全員分の別れのエネルギーが押し寄せてきた。
あーーーーーーそうだ、私は色んな人と別れてきたけど、別れた人たち一人一人が、みんなが私の幸せを願ってくれて、私を応援してくれて、私を思ってくれていた。そう思うと急に自分の人生に重みが増す。素敵な人たちと出会ってきた、と思う。私自身の生き方が素敵かどうかはわからないけど少なくとも私の人生の私以外の登場人物たちが圧倒的に素敵なので私の人生も捨てたもんじゃないみたい。


今までスポーツや部活に打ち込んだことがなかったので、私は受験生になって初めて、何か一つのことに打ち込み始めている。この先に何があるのか、この行為に意味があるのかは分からないし多分本質的な意味はないけれど今日もただ、頑張る。それだけ。だんだん楽しくなってくる。
今は悩みなんて本当にひとつもなくて、一点の曇りもなくただ勉強している。こんなに純粋な努力が私にも出来たのかと驚く。とりあえず一年頑張ってみて、それからのことはそれから考えようかな。

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