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終わりがあるから
今年に入ってから初めての定期テストが終わった。なんだか今までよりもサッパリしたテストだった。先生いわく「受験も近いのでテストは日頃の勉強の通過点にしてね」ですって。
学校も徐々に受験モードに切り替わり、留学も近付いてきて、遥か向こうにあると思っていた“高校生活の終わり“が見えてきた。
何をするにも“高校生活最後の“というタグが付けられる。さみしい。
留学することを伝えた友人たちからは、「私のこと忘れないでね」「帰ってきても仲良くしようね」と沢山嬉しい言葉を貰った。
これはもし私が留学しなかったら、もし私たちの学校生活に終わりがなかったら彼女達の口から聞けることは無かったのだと思うと、終わりも案外悪くないものだなと思う。
終わりがあるから輝くとはよく言ったもので、学校生活だって、あのドラマや映画、マンガだって、終わりがなければ退屈なんだろう。
終わりがあるからこそ始まりがあって、また終わって、始まって、終わって、それを見て美しいと感じる私たちの人生だっていつかは終わって。
終わりがあるからこそ私たちは一生懸命。
常に終わりを意識しながら生きるのはちょっと難しいけれど、不意に終わりを感じたりそれに焦ったり複雑な気持ちになるのは、なんか人生!って感じ。
諸行無常ですよ日々。