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332 清水・三保松原モーニングドライブ

日本平のあとは清水の名勝・三保松原へ

朝早起きして日本平で夜明の富士山を眺めたあと、静岡には帰らず清水に立ち寄りました。やってきたのは三保松原。

昨日の写真でも三保松原のある三保地区が写真に写っています。右手の砂嘴になっている部分が三保地区。

日本平は地図の下の方。下から上の方を眺める格好です。

三保地区は清水港の対岸に突き出た砂嘴部分です。安倍川の砂礫がここまで運ばれて堆積したあと、そこに砂が運ばれて形成されたと言われています。
清水港側は工場が多く建設されており、外海側は宅地化が進んでいます。そんなその海に世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成遺産でもある景勝地、三保松原(みほのまつばら)があります。

大正時代に日本初の名勝として登録され、9万本の松林があったとされますが、今は3万本に減少。虫によって枯れてしまったり、戦時中の松根油の採取、宅地等の開発が原因といわれています。今は安倍川からの砂の堆積が減っていて三保半島自体の侵食にも悩まされている状況ですが、世界遺産に登録されたことによりその維持が求められています。

三保松原といえば、羽衣伝説を思い出す方も多いでしょう。

釣りをしていた漁師が松に羽衣がかかっているのを見つけて忘れものだろうと持ち帰ろうとしたところ、天女が現れ返してほしいと頼みます。天人の羽衣と知って村の宝にしようと考え、返そうとしない漁師に天女は羽衣を返すように懇願し、それでは舞いを見せてくれたら返しましょうといった漁師に天女は舞いを披露して羽衣を返してもらい、再び空に帰って行ったという伝説です。

…なんで窃盗の被害者が盗まれたものを返してもらうのに芸をしないといかんのだ?

という疑問は心の底にしまっておいて(しまってないけど)、こちらは天女が羽衣を掛けたとされる松(三代目)です。老衰していた二代目から2010年からその役割を受け継がれました。

松原の向こうは外海。ちょうど東の方角になるので朝日がきれいに見えます。朝日に照らされている海も美しいです。

そして少し砂浜の方に目を移せば富士山が見えます。松林と富士山のコラボレーションは古くから絶景と称されてきました。古く万葉集でも歌われ、葛飾北斎らも描いた芸術家さえも魅了する構図です。

朝焼けの空の下、漁を終えて港に帰る船も見られました。

500メートルほど北に歩いて、富士山がよく見える鎌ヶ崎へ。堤防があって浜辺に入ることができませんでしたが大きく富士山が見える絶景ポイントでした。揺れるススキとともに1枚。11月というのに暑いんですがこういうところに秋を感じます。

羽衣伝説と所縁の深い御穂神社へ

さて、三保松原を堪能したあとは御穂(みほ)神社へ。三保はかつてこのような字も当てられていたそうです。

神社と三保松原の間は500メートル超あるのですが、このような板の敷かれた松並木で結ばれています。神の道と呼ばれ、羽衣の松に舞い降りた神が神社に至る際に迷わないようにという意味が込められています。

羽衣伝説と所縁の深い神社です。

三保観光を終えたら清水のアレを食しに。

さて、三保観光を終えたのは朝8時すぎ。4時に起きて朝食は取っていますが小腹が空きました。せっかく清水に来たので港でアレを食べに行きましょう。

と、意気込んでいったんですが清水魚市場の開店は9:30から。空いているという情報があっていったお店も臨時休業のようで頭を悩ませます。

魚市場の外に一件だけ空いているお店がありました。みなさん朝から魚が食べたくてここに集中しています。これだけの需要があるんだからもう少しお店開けてもいいと思うんですが…。

というわけで頂きました、清水のまぐろ!清水はまぐろの輸入量日本一です。シーチキンで有名な「はごろもフーズ」がここにできるわけも分かりますね。たっぷりマグロ丼と選べるおかずの中からこれも名物の桜えびのかき揚げをいただきます。地元の味が堪能できるなんとも贅沢な朝食(兼昼食)になりました。

実は11/4、11/5でマグロ博というイベントもやっていたりします。
まぐろの本場清水でまぐろを味わいたい方は是非はせ参じてください。

<前回の記事はコチラ>






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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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