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303 浜松を山から海へ弾丸ドライブ①~久留女木の棚田&都田駅

本日はOFF。
静岡に来て1ヶ月。8月は嵐のように過ぎていきましたが、ようやく少しずつ落ち着いてきました。

気持をリフレッシュさせるために今日はドライブ。やってきたのは浜松市です。

浜松市は静岡県の最西部に位置する政令指定都市です。もともとは浜名湖の東部あたりのみの市域だったんですが、平成の大合併で佐久間や水窪(みさくぼ)などの山間部まで市域に取り込んだため広大な都市になりました。

そんな広い浜松。昨日の夜に行きたいところをピックアップしてみたら、見事に山から海まんべんなく、という結果になりました。移動が長くなりそうなので早めに動くことにします。

井伊家のもとで拓かれた久留女木の棚田

最初に訪ねたのは北区引佐にある久留女木(くるめき)の棚田です。

昨年セカンドカーを買ってから棚田の魅力にはまり、機会を見つけては棚田めぐりをしているんですが、難点は道が狭いことと、駐車場を探すのが難しいこと。今回は廃校になった駐車場に停めるように案内があったのでこちらを利用します。

ここから少し歩き、害獣除けの門から中に入ると、日本の棚田百選にも選ばれている「久留女木の棚田」が現れます。

久留女木の棚田は平安時代から存在したといわれています。戦国時代にこの地を支配に置いていた井伊家によって開拓が進められたといわれています。とくに井伊直虎は2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で一躍有名になりました。

どの田も稲穂が実ってきています。今日は土曜日で農家の方たちがみなさんで草刈りをしていました。棚田は機械が入れられず、多くの作業で人の手が必要になります。そのうえ過疎地にあることが多く、久留米木の棚田でも800枚の田んぼのうち耕作されているのは半分しかないそうです。

久留女木の棚田では久留女木竜宮小僧の会を設立して、棚田の保存や耕作に興味がある方との連携を行って保存に力を入れています。外部から実際に工作を行いに来る人、草刈りなどの手伝いに参加する人、田植えなどの体験に参加する人などを受け入れ、組織的に活動を行っていて全国の他の棚田保存のモデルケースとなっています。年会費は5000円で今も募集を行っているようですよ。

山間部に暮らす人たちは自らの生活を維持するために山を切り開き耕地にして作物を作ってきました。先祖が血の出る努力で守り抜いてきた棚田が次世代にも繋いでいくことができるよう、私たちはたゆまぬ努力をしていかないといけないと感じました。

北欧調のインテリアが目を惹くローカル線の駅・都田駅

さて、今回はドライブなんですが私は筋金入りの鉄道ファン。鉄道も忘れていません。
浜松には浜名湖の北岸地域を走るローカル線、天竜浜名湖鉄道(略して天浜線)があります。

天浜線にはユニークな駅がいくつもあります。冬にはかもめが集う「浜名湖佐久米駅」。

シン・エヴァンゲリオンのタイアップして一時的にすべての駅名標が「第三村」となった天竜二俣駅などがありますが、

今回訪ねたのは都田(みやこだ)駅。結構古い木造の駅なんですが、

駅の入り口に飾られているのは北欧のインテリアブランド、マリメッコ。

ホーム側もマリメッコ。

駅舎の中までマリメッコ&木製のキャンドルシャンデリア風照明。建物こそ古い和の建築ですが、至る所に北欧テイストがちりばめられています。2015年に地元の建設会社がリニューアル工事を行ってこのような北欧調の駅が誕生しました。北欧好きな女子がこの駅を訪ねることが増えたそうですよ。

リニューアルと同時にできたのがこの駅カフェ。ここももちろんマリメッコ!棚田の散策で汗をかいたのでここでコーヒー飲もうと来たんですがー

がびーん。。。臨時休業でしたー。。。

仕方がありませんので、ガラス越しに見える店内を眺めて我慢しましょう。噂通り店内もマリメッコでした。

ホーム側にオープンカフェがあって、到着する列車を眺めながらお茶を楽しむこともできます。
次こそ、次こそはマリメッコに囲まれてお茶を飲みます!

さて、都田駅を離れてさらに南へ車を走らせます。次の目的地はここ!なんですが文字数も1600を超えてきましたので続きは次回にしたいと思います。




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