前期の全40本塁打を振り返る 〜四国アイランドリーグplusデータレポート(6月第2週号)〜
NPBドラフト会議に向けてリストアップされている状況を作る
四国アイランドリーグplusに関する最初の記事でも書いたのですが、note活用のひとつの目的は「ドラフト会議」に向けた盛り上がりを作ることです。
今年、打力で注目したいドラフト候補は誰か?ということで、今回は前期に飛び出した全40本塁打の映像をまとめてみました。
四国アイランドリーグplusはYouTube配信が充実
四国アイランドリーグplusは、多くの公式戦を各球団のYouTubeで配信しています。各球団のチャンネルは以下の通りです。
徳島インディゴソックス(前期優勝)
愛媛マンダリンパイレーツ(前期2位)
高知ファイティングドッグス(前期3位)
香川オリーブガイナーズ(前期4位)
今回は前期に飛び出した40本塁打の映像を、試合映像の該当箇所へリンクする形でまとめています。本塁打数の多い順に記載していますので、ドラフト候補のチェックにぜひどうぞ。
スマートフォンからYouTubeの映像リンクを開く場合、同じ試合の違う場面を続けて開くことができないので、一度YouTubeのアプリを閉じてから再度試してください。
ちなみに、個人的には昨年も本塁打王に輝いた井上絢登(徳島IS)に加えて、大城雄一郎(愛媛MP)、寺岡丈翔(徳島IS)は特に上のレベルで見てみたいと感じました。中でも寺岡は2本とも飛距離が出ていますし、2本目は乾いた打球音が秀逸です。
前期の全40本塁打の一覧
1位:井上 絢登(徳島インディゴソックス) 6本
2位:大城 雄一郎(愛媛マンダリンパイレーツ) 5本
3位:田代 大智(香川オリーブガイナーズ) 3本
4位タイ:河野 聡太(愛媛マンダリンパイレーツ) 2本
4位タイ:角井 亮太(徳島インディゴソックス) 2本
4位タイ:山田 倫(高知ファイティングドッグス) 2本
4位タイ:寺岡 丈翔(徳島インディゴソックス) 2本
4位タイ:漆原 幻汰(愛媛マンダリンパイレーツ) 2本
4位タイ:浅井 玲於(愛媛マンダリンパイレーツ) 2本
4位タイ:張 賢眞(徳島インディゴソックス) 2本
4位タイ:柏木 寿志(徳島インディゴソックス) 2本
4位タイ:北村 辰輝(徳島インディゴソックス) 2本
13位タイ:梶木 翔馬(香川オリーブガイナーズ) 1本
13位タイ:後藤 風海(愛媛マンダリンパイレーツ) 1本
13位タイ:山本 泰斗(香川オリーブガイナーズ) 1本
13位タイ:森田 遊也(徳島インディゴソックス) 1本
13位タイ:増田 将馬(徳島インディゴソックス) 1本
13位タイ:嶋村 麟士朗(高知ファイティングドッグス) 1本
13位タイ:堀川 優斗(愛媛マンダリンパイレーツ) 1本
5月14日14時からの試合、3回表に野里慶士郎(高知FD)から2ラン ※映像なし
13位タイ:鳴瀬 烈士(香川オリーブガイナーズ) 1本
リーグ主体でデータの利活用に取り組むことは、社会で活躍できる人材の育成にもつながる
以上、前期40本塁打の一覧でした。
最後に、今年行っている取り組みの意図について改めて記載しておきます。
上記にある通り、四国アイランドリーグplusでは選手が野球のプレーの範囲にとどまらず、社会で活躍する人材となるようにキャリア育成のプロジェクトを行っています。データの利活用をリーグとして進めている意図は、この人材育成の一貫でもあります。
1球ごとのデータを収集し「どの試合のどの日にどのようなプレーがあったか?」が分かる、すなわちプレーログがあれば映像集は作りやすいです。
さらに、試合の何時何分何秒に該当プレーがあったか、という時間のデータまで取れれば、映像検索ツールも簡易的には作れるのですが、そのデータ取得を実施するリソースと予算はまだないので、とりあえず該当場面の映像を手作業で抽出しています。
これがメジャーリーグのレベルになると、例えば下記のように、今季の大谷翔平の本塁打がすべて映像で見られるページがあります。
大谷の17本目の本塁打の映像は下記です。
メジャーリーグでは映像やデータを収集し、場面を切り出して公開することで、世界中にファンを育て、スーパープレーを見られるようにしています。リンクのサムネイルにある通り、Google Cloudがスポンサーになり、予算を得ながらデータを活用する仕組みが整っています。
日本で同じ規模のことはできなくても、工夫次第で誰もが楽しめる仕組みを作ることはできるはずです。データを活用することは、ただ数字を使って試合に勝つことだけでなく、自分たちの事業の可能性を広げることだと考えています。
プロスポーツのリーグ視点でのデータマネジメント、リーグのデータや映像の利活用の推進、統計リテラシーのある人材の育成に共感頂ける企業のご担当者の皆様、ぜひリーグへのスポンサー、パートナーのご相談ができればと思いますので、ご連絡お待ちしております。
私からも、興味ありそうかなと感じた企業の皆様にはお声がけします。
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