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花譜ちゃん知るならこれを聴け
皆さんは「花譜」(カフ)というバーチャルシンガーをご存知でしょうか。神椿スタジオ所属のバーチャルシンガーで、2019年頃に彗星の如く現れた。
魅力はなんと言ってもその独特な歌声と、MVも含めた世界観。どこにでもいそうで居ない、優しそうで力強い歌声はすごく魅了的で、ファンから絶大な支持を得ています。一時期Youtubeの広告で流れたことがあり、いつものようにスキップしようと思っていたところ、あまりに魅力的で最後まで聞いてしまい、そこから僕はどハマりするようになってしまいました。
今回は花譜ちゃんの歌の中で、特に僕が大好きな超個人的おすすめ曲を7つ紹介します。それぞれ別々の特徴を持つ曲なので、全部ハマる、というよりは7つのどれかにハマる、ということの方が多いかもしれません。是非一通り聴いて見て下さいね。
そして花になる
まずは「そして花になる」。ギターの音がすごくノスタルジックで、少し懐かしい香りがする一曲。とにかくこの曲は、曲調も、歌詞も、リズムも、全てが本当に大好き。最高。
私が歌を歌を歌うのは 歌が好きだったってわけさ
好きなものを 好きなことを 好きでいることに理由はいらない
ここの部分が特に大好きな部分。皆さんは自分の好きなことを、「好きできることに理由はいらない!」と胸を張って言えるでしょうか。自分の好きなものに真っ直ぐな、ひたむきな姿勢を感じつつ、どこかに芯の強さ力強さが感じられる、そんな一曲です。
例えば
お次は「例えば」。こちらは映画「映画大好きポンポさん」の劇中歌にもなった、花譜ちゃんを代表する名曲です。「そして花になる」と比べてだいぶ明るいテイストの一曲。
例えば あの日見た光の渦 全てが
僕がここに理由だったなら 歩くしかない
2番サビの「例えば」が非常に印象的で爽やかですよね。カラオケで友達が歌っていたら思わず「たーとーえーばー!!」と叫びたくなります。是非一度こちらを聞いていただき、「映画大好きポンポさん」を見てから再度このMVを見て見てください。映画も名作、劇中歌も名曲で、後でMVを見ながら鳥肌が立つこと間違いなしです。たーーとーーえーーばーーーー!!!
畢生よ
ここからは少しかっこいいテイストの曲が続きます。三曲目は「畢生よ」。山田悠介原作の「俺の残機を投下します」のテーマソングになります。今までの曲とは打って変わって、ドラムやベースが聞いたかっこいい曲になっています。
見失ったものはなんだ? 守るべきものはなんだ?
何を信じ 何を目指して 命をかければいい?
愛すべきものたちと 同じ方向を歩きたい
畢生よ そのためには 僕らはどう生きればいい?
サビの中でひたすら自問するこの部分が最高です。迷いがあるかのような震え声が非常に特徴的で、歌詞の意味を考えさせる魔力を感じさせます。何を信じ、何を目指して日々を生きればいいのか、命をかければいいのか。自分に問われているような気がしてしまう、そんな味わい深い一曲です。
過去を喰らう
お次は「過去を喰らう」。これもギターとドラムが聴いた非常にロックな一曲です。僕がYoutube広告で見てハマる原因になった、記念すべき一曲目がこちらになります。
ウグイスが泣いて 破り捨てた卒業証書が
夜空になって舞ってった 過去を喰らい尽くした
サビの後半部分がとにかく大好き。力強いサビ前半から、半ば「諦め」のような印象を感じる曲調に変わり、最後にキーフレーズ「過去を喰らい尽くした」で抜けていく、この一連の構成が最高に最高(語彙力)。
対となる歌で「海に化ける」という曲があるものの、曲構成がかなり独特なので好き嫌いが分かれる曲かと思い今回は省略しました。こちらも力強い一曲なので、是非「過去を喰らう」をひとしきり聴いた後、「海に化ける」を聴いて見てください。対になっていることが分かった時は本当に鳥肌もの。こちらも名曲ですので是非。
不可解
お次は「不可解」。こちらはライブのタイトルにもなるような、花譜を象徴する一曲です。語りがある非常に特徴的な一曲で、花譜ちゃんの不安定だけれどどこか力強い声と、ピアノの少し高貴で切ない伴奏、それを下で支えるベースが見事に融合した名曲です。
でも不可解な 未完の声明。 それだけが頼りだろう
ずっと未知なる現実に無力で 生きることも難しくって、
身動きすら取れない 寂れた肺ががなった
青年期独特の、社会への反抗・抗いたい葛藤・感じられる無力感がこれでもかと詰め込まれたサビ部分。ここの「がなった」の歌い方は、怒りすら感じてしまうほど力強く、思わず心を揺さぶられてしまいます。懐かしさと昔の自身の未熟さが思い出される、クセになる一曲。
気になるあの娘 cover
花譜ちゃんはオリジナル曲の他にカバー曲も出しており、僕が一番好きなのが相対性理論「気になるあの娘」のカバーです。「例えば」「そして花になる」同様明るい曲調ですが、力強さというよりは花譜ちゃんの声の可愛い部分を詰め込んだような一曲になっています。
タクシー飛ばしてよ 香港からセンター街へ
恋する心が止まらない
ここの「タァ↑ークシー」と「センター街へ↑ー」だけで5000回は聴けますね。変人ですみません。「センター街へ」の方は特に1番の「ニューヨークへ」との歌い分けが最高で、楽しそうな歌い方が本当に心に刺さります。
ちなみに原曲の方を聴いたことなかったので今聞きました。本家も最高。こちらのほうはもっとストリート感があって好きです。本家も是非是非聴いて見てくださいね。
フォニイ(音楽的同位体「可不」)
花譜ちゃんを語る上で切っても切り離せないのが、「音楽的同位体」と呼ばれる「可不」ちゃんです。花譜ちゃんの声をディープラーニングなどの技術を使ってモデル化したものです。販売もされており、すでにいろいろなクリエイターによって曲がリリースされています。
花譜ちゃんのもの寂しい歌声に、可不ちゃんの無機質で少し不気味な歌声が、「フォニイ」の歌詞と世界観に非常によく適合した一作。是非興味のある方は可不のパッケージもお試しあれ。
是非聴いて見てください!
ということで7曲紹介してきました。
紹介しながら、本当にいろんな歌い方ができるバーチャルシンガーなんだな・・・と改めて感銘を受けました。
どれも特徴のある曲なので、一曲でもハマってくれる曲があると嬉しいです。是非是非お試しください!
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