#24 誰でもフードヒーローになれる場所〔オランダ滞在記〕
今回は、
フードシステムの変革に取り組む
国際的なコミュニティ
Taste Before You Waste
について。
消費者の食品廃棄物を減らすことをミッションに、
無駄のない消費をするための
インスピレーション、知識、機会を提供している。
具体的なコンテンツは、
- マーケット
- ディナー
- ワークショップ
- ケータリング
など。
自分が行ったのは、
毎週水曜日に開催される
Wasteless Wednesday
という名のディナー。
ここのフォーカスして、
おもしろいと思った点をいくつか
ピックアップ。
ディナーの興味深いポイント
ポイント①巻き込む
ここのディナー提供は、
Taste Before You Waste の中の人によって
すべてが完結しているわけではない。
"フードヒーロー" と称されるボランティアを
募ることで、積極的に街の人を巻き込んでいる。
ディナーに関わるフードヒーローの仕事は3種類。
1. Food pick-ups
廃棄食材収集。
街の店舗を自転車で回る。
2. Cooking team
料理。
3. Serving team
ウェイター。
HPやインスタに載ってる
グーグルフォーマットのリンクから
簡単に申込ができる。
フードロスとかの問題を知ってから
改善するまでの流れがこのように
なってるとすると、
「自分にできることは何だろう」
を考えてから実際に行動に移す
ところのハードルが1番高いと思う。
そんなときに、ここみたいな
「フードヒーローしよー」って
気軽にアクションを起こせる機会
というのは大きな意味を持つと思った。
ポイント②持ち帰り
出入口付近に置かれている
野菜・果物・パンなどは
自由に持ち帰ってOK。
レタスを家に持って帰った。
3分の1ぐらいは傷んでて捨てたけど、
残りは全然食べれる状態。
この店に来なかったらそのまま
捨てられてたと考えると
いかに価値あるものを
無価値にしてるかを実感する。
いや、+をゼロにするどころか、
CO2を生み出す害にしてる。
ポイント③ドネーション
今まで食べたことなかった
食材とか料理とかと出会える
驚きと感激のディナーと、
野菜・果物・パンとかの
持ち帰りと、
それを提供してくれる人達の労力があるのに、
実はどれも値段がついていない。
ドネーション制度ってのがおもしろい。
気持ち多く払ってしまうから
個人的には得意じゃないけど😅
ポイント④パフォーマンス
パフォーマンスに関しては
毎回違うアーティストを招いてるみたい。
自分が行った時は、
地下の階でシンガーがコンサートしてて、
店の雰囲気と相まって
すんんごいチルな空間だった。
感想
フードヒーローとかアーティストとか、
「なんか楽しそう!」ってなる設計が
すごい大事だよなああと。
環境への関心の有無に関わらず、
生活の中の数ある選択で
より楽しい方、よりわくわくする方
を選び続けてるだけなのに
地球にいいことしてたわ~
ってなるシステムの中で
皆が生きてる世界にしたいなあと
改めて思った。
ごちそうさまでした!