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くだらないことで死ななくてよかった♡
※下書きに入れっぱなしを排出中
幸せになりたいとどこかで思いつつ動けない・動かないというのは、ごく普通のことなんだ。そして普通であることにどこかで安堵して今日もまた変わることを諦める。
そんなこととっくに知ってたはずなのに、わたしは自分が潰されてきたことへの憤りを身体の外に出しきれなくて、ずっとずっと抱えて本当に死にそうになっていた(今でもときどき半死状態)。
*
ずっと最近まで、どんなに潰れようとも「殺されても生き延びる。このまま死んでたまるか」と豪語し続けてきたわたしが、人生半世紀を目の前に初めて本気で死を決行しようとした。つい今年入ってすぐのことである。
けれど結果的にわたしは生きている。生きて何をするわけでもないけれど、生きている。何もなくとも生きている。生きることを選んでいる。
なぜなら、わたしを貶めてきた人たちの行為に価値を見いだせず、「死の要因」とするには不適当であると気づいたからだ。
いつかは死ぬんだから、だったら自分が幸せに死ねるプロセスを選びたい。もうすっからかんのグッタリ潰れババアなんだから、死ぬときくらい、全世界が羨むような死に方をしたい。
くだらない陣取り合戦や歪んだ自己愛に巻き込まれ、弾かれたくらいのことで死ぬのは、わたしには不適当だ。
美しい人々と景色に囲まれて甘い甘い待遇を受けながら死ぬのが、私の最期の役割だ。
あのときくだらないことで死ななくてよかった♡
《朗読バージョン》
https://note.mu/canokomonou/n/n2a393bdea27d
2016, Love♡Love Sun