かのこメモ 20150110_01

2015年1月10日 08:52

「アドバイス」や「意見」というのは、聞かれたら、自分なりの考えを伝えるのでいい。聞かれてもいないのに「アドバイス」や「意見」をしたがるのは、相手を見てると不安になるから。自分が不安だから、つい消したくなって先走って「アドバイス」しちゃう。

自分の“身体”（体験）を通していない「アドバイス」は、上滑りしがちだ。相手が聞き分けの良いリアクションをしてきたら、上滑りした可能性あり。

「心配」というのもしかり。
他者の心配をしているつもりが、実は自分自身が不安だから、「心配」というあたかも良心的な行為を使って（つまり相手を利用して）、不安を解消しようとすることもある。
自分の存在価値を高めようとしてしまうこともある。

自分の存在価値は、他者に率先してアドバイスしたり心配することで高まるものでは無い。むしろ、相手の行為がどんなものであれ（*違法・暴力行為を除く）ひとまず受け取ることが、相手を信頼し、かつ自身の存在をも肯定することにつながる。

相手が思いを味わったり、考えたり、もちゃもちゃしてる時間を邪魔しちゃいけない。もちゃもちゃは大切。もちゃもちゃを乗り越えてこそ真の力になる。

一緒にもちゃもちゃして、そのとき「自分が感じたこと」や、「自分が体験したこと」をシェアすることは、自分にも相手にも栄養になるだろう。
自分のためになることが、相手のためにもなる……かもしれない。うん、そのくらいがちょうどいい。